思考を整理して問題を洗い出すための技術を学んだ『考える技術・書く技術』を読んだ
下に人が増えてきてなんとなくそう思ったではなくて、もうちょっと課題を奇麗に棚卸したり他の人に伝達するのかということを考えているので、まずはこの本だろっていうことで読んでみた。
- 作者: バーバラミント,Barbara Minto,山崎康司
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1999/03/01
- メディア: 単行本
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全体の構成としては大きく3点。
- 書く技術
- 考える技術
- 問題解決の技術
この本は基本的な考えとしては
- 各メッセージは一つの考えの下にピラミッド構造である
- どのレベルであれメッセージは下位グループの要約である
- 各グループのメッセージは常に同じ種類である
- 各グループ内のメッセージは常に論理的に順序つけられている
というもの。
概論を書いてから例を示して、そこから一つの要素ごとに詳細に記載されていて、割と親切に書いてくれていると思った。
例を2、3個挙げて説明を書いてくれるので全然わからないみたいなことにならなかったかなー。
第一章の書く技術で躓いてしまうと結構後半きついので、第一章はなんとなくでも全体像はちゃんと把握しておいたほうがいいかも。
親切に書いてくれるんだけど、例のページが結構多かったり色々なパターンを書いてくれているからか時々度の話をしているのかよくわからなくなることもあった。
前頁に戻ったり、今どの話を読んでるんだっけと理解するのにかかってちょっと読むのに時間がかかった。
状況→複雑化→疑問とピラミッド構造がどう紐づくのかよく分からず、第一章に戻ったりした。
本自体はかなり面白くて、第三章の問題解決の技術はなんとなくいつも思っていることが明記されていて、なるほどなって思った。
- 問題がありそうか(あるいは改善の機会がありそうか)
- 問題はどこにあるのか
- 問題はなぜ存在するのか
- 問題に対し何ができるか
- 問題に対し何をすべきか
この5点って普段仕事していても結構聞かれたり判断する内容だったりするので、面白く読めたかなーと。
以下、付箋張っていたところをまとめたメモ
ピラミッド構造の考え方
ピラミッド構造をいかに早くやるかという点において、思考の整理をしなければならないけどそれも含めピラミッド構造に盛り込んでしまおうというアプローチは手っ取り早くていいなと思った。PMO向け顧客向けに資料作っているときも、1シートにメインメッセージひとつあって、それにたいしてぶら下げて理由を説明していく。
また次回に向けた障害の棚卸するときも、どこを修正すべきか障害から想定していく必要がある。
それってトップに主題があって、その下にぶら下がる「何故なら」が複数個ぶら下がっている。
そのぶら下がっている「何故なら」は、主題に対しての事実→疑問に至る出来事→疑問→主題の流れからやってきている。
ざくっとした例としては、
テスト実施中に障害が発生した
(主題に対しての事実)
↓
次回は同じような障害は発生させないようにすべき
(疑問に至る出来事。え?なんでそう思うの?みたいなところ)
↓
どのように障害を直すべきか?(どのような障害が発生したのか?)
(疑問)
↓
手順書の修正をすべきだ
(主題)
↓
障害A、障害B、障害C……
(何故なら)
「主題に対しての事実」と「疑問に至る出来事」は経験的にPMOとか顧客サイドに言われそうなところを想定するのがいいのかなーと。
これちゃんとしている人はある程度は、特に疑問に至る出来事というか、なんでそう思うの?って言われたときにちゃんと想定しているので、ここは重視して考えるべきなんだなって思う。
「何故なら」の部分は重複なく漏れがないようにMECEで体系化しないといけない。
これが漏れると、手順書のここは奇麗になったけど他が適当のままだったみたいになりかねない。
障害もたまたま発生しなかったのものもあるので、現在起きている障害から「テストデータ作成」なのか「テスト実施」なのか分類分けしておかなければならない。
ふたつの要素が重複しているものはきちんと分割してピラミッド構造にはまるようにしてあげることが必要。
問題ってなにか
今まで障害等で判断する基準はこの5点だったなと思う。- 問題がありそうか(あるいは改善の機会がありそうか)
- 問題はどこにあるのか
- 問題はなぜ存在するのか
- 問題に対し何ができるか
- 問題に対し何をすべきか
問題って、テスト実施中に障害が発生した(主題に対しての事実)なんだけど、これって結局何か期待に対してうまくいかなかったという状況であって、じゃあ何を期待していたんだっけ?みたいなことを考えてみる必要がある。
テスト実施していた時も何かしらの期待結果があるんだけど、何かしらの問題があってそもそもどうあればよかったんだっけ?からスタートするのでわかりやすい。
①じゃあ今の何が良くなかったの?(R1)
→テストデータorオペレーション
②代わりにどうなっているといいの?(R2)
→想定結果の通りに結果を出す
③R1とR2の解決案
→テストデータを直すorオペレーションを見直すべき
④じゃあテストデータを直すために「どうするのか」
このどうするのかは上のピラミッド構造の「何故なら」に置き換わってどうするのかで考えていく。
2019年の抱負
2019年ももう1週間近くたって、月曜日から仕事始めなのでその前に目標をメモしておく。
仕事
60~70パーセントくらいのパワーで頑張る
正直今までちょっと頑張りすぎた。プロジェクトのロールを一生懸命やれば先が見えるって思っていたけど、この数年やってみて必ずしもそうではないのかなって。
もちろんプロジェクトの一員としてやっていくのは大切だけど必ずしも自身の求めているものと自身のデマンドがマッチしないことってある。
余剰のパワーは好きなことや、社内政治的にやっておかないと自身の評価に響くということに使っていきたい。
つまり、もう死ぬほど残業はしない。俺もいい歳なので心身が持たない。
それにプロジェクトは俺の将来を保証してくれないし。
機械学習頑張る
今までネットワークエンジニアとして生きていこうと思ったんだけど、正直今の仕事は全然そうじゃなかった。ネットワークやろうとしていたのも、枠が空いていたものにはまろうとしていただけで自身を偽るというかそんな感じだったし、面白いと思ったことなんて1回も思わなかった。
やっぱり俺は描画したり分析して結果みて一喜一憂して、見えるものもをつくるのが好きなのかなと。
機械学習は数学的見地とか必要だし、ド底辺学校卒の俺にはかなりハードル高いけど、少しずつやっていきたい。
機械学習や、データを可視化したアイカツネタを2ヶ月に一回は出していくことを目標にする。
資格を4つ取得する
去年も掲げておいて何もできなかったので、今年こそはとるぞってことで。去年は具体的に上げなかったからなんじゃないかってことで上げておく。
- AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
- AWS 認定デベロッパー – アソシエイト
- 応用情報技術者試験
- JSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level
AWS SAAは一回落ちて放置だったので、今度はとるぞという意気込みでやる。
デベロッパーはSAAと範囲かぶっているらしいので、SAAの流れで取っておきたい。
応用情報はもうそろそろ決着つけたい。4月あたりのを受けてしまってもうこの話するのをやめたい。
JSTQB認定テスト技術者資格は今までテストに携わることが多かったし、今はテストのリードなのでちゃんと抑えるところを抑えたいという気持ちから。
8月くらいで合格率5割くらい。
勉強会に参加する
そもそも北海道であまり勉強会が開催されていないというのもあるんだけど参加していく。チェックできるような何かを仕込んでおいたほうがいいよな。
最低3回は行くようにしよう。
チームビルディングもっと意識していこう
折角リードの立場もらっているので、色々試行錯誤していい形とっていこう。俺の性格上、みんなに噂されたら恥ずかしいし的などこの赤髪ヒロインなんだ気持ちになったりするけど、それは捨てよう。
その内容はアウトプットしていく。
プライベート
「アイカツ!」好きの知り合いを増やす
継続して、なんだけど、どういう風に増やせばいいんだろうか。どうしたらいいのかわからないのでアクションプランが立てられん。誰か教えて。アイカツtech部とかあればいいんだけどねー。
体力をつける
これも引き続きやったほうがいいなとおもった。筋力の低下からか腰も故障したし、体重も増えてきたので。
痩せるというよりは体力をつけておきたいなと。
ブログのアウトプット
引き続き週1ペースで投稿できるようにする。投稿内容はあまりこだわりがないので、アウトプットしたいものをアウトプットしていければなと。
技術ネタじゃないものも結構あるんだけど、収入を得ようとしているわけでもないので自由に書く。
バズったりするのあまりないので、そこは狙いたいけどもっと深掘りしないとだめかもな。
転職する
4月入社を目標に転職できたらなって思う。今の会社は収入は確かにいいんだけど、心身的に辛いことも多いし、あまり上司受けもしていなくて未来も見えないのでぼちぼち違うところ行こうかなって感じ。
活動少しずつやってるけど、やっぱり機械学習をやっている会社は北海道少ないねー。
そりゃあPoCからやっていきましょうな分野だから、メインでやって金になるのかって話ではあるんだけど、当然ではあるんだけど。
そんな感じで
今年も頑張る
2018年の振り返り
2018年も今日で終わるので今年の振り返りをする。
振り返るにあたって2017年の振り返りを見たが、2017年と同じような年だったのかなと。
何というか現状維持というか停滞しているというかって感じ。
仕事面
基礎力を鍛える→継続した
引き続きやってきたけど応用情報技術者試験を受けに行く暇がなくて受けに行けてない。だらだらとやっているのでどこかで決着つけたい。
同時にアルゴリズム1から勉強しようと思わせてくれたり、色々な気付きをくれているので基礎の勉強は面白い。
資格を4つ取得する→できなかった
結局一つも取れませんでした。これは単純に俺の怠慢。受験は1回。AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトを受験して落ちた。
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(2018年2月リリース版)の試験メモ - すのふら
応用情報技術者試験は秋期を受付をしたけど、北海道胆振東部地震で子供のストレスが高くて病気になったというのと仕事で終電になり始めてスルーしてしまった。
後半仕事があんなに忙しいとは思わなかったというのもあるけど、暇なときにとりいけよと。
そういう時間の使い方の下手さを改善する年に来年はすべき。
プロジェクトに身を犠牲にしてきたので、もっと自分と大切にしなきゃいけないなと。
新しい言語を勉強する→できなかった
勉強できなかった。ちょっとこれはハードル高かったかもしれないなあ。
自分が仕事面で管理系にかなり寄っていったというのもあると思うけど、仕事でプログラムすることがほとんどなくなったので、興味を失っていった感ある。
テクニカル面強くなりたい。
勉強会に参加する→できなかった
社内系の勉強会は発表側で2回ほど参加したけど、社外の勉強会は出てなかった。これも仕事で時間とれなかったというのもあるけど、意識してリサーチできていなかったなあ。
次のアクションとして定期的にconpassとか見るようにしたい。
secpolo.connpass.com
ここに根岸さん来るって書いてあってすごい行きたかったけど、日中の夜は絶対に時間とれなそうだからあきらめたのがかなり心残り。
ちゃんと時間調整してこういうイベントを優先的に参加していくようにしなくては。
チームビルディングについて意識することが多かった
何の因果かプロジェクトマネージャのルートに進みつつあるので、よりよいチームを形成するためにはとか、スケジュールを立てていくにはどうするべきかを考えることが多かった。今までは自分のタスクを自分でドライブするだけだったのでそんなに難度は高くなかった。
今は視野が少し広くなって、他チームのスケジュールや環境面でクリティカルパスを見定めることが多くなってきた。
リードになので以前よりも何かを相談されることが多かったけど、技術的クリティカルパスと同時にスケジュール的なクリティカルパスも考えるようになった。
昇進しなかった
これは何というか、もうこの会社潮時だなっていう感じ。素直に。正直今自分に求められていることプロジェクトマネージャになってくれというオファーも、俺の職位と給与面を考えたときにそぐわないんだよね。
プロジェクトでの頑張りというよりも、いかに多く資格を取るか、社内の技術的なイベントに参加するかみたいなのが重視されていて、今の立場的にはここのニアショアオフィスのデマンドを増やそうとしているというのは分かるし、それを理解したうえで資格を取れなかったのは俺の戦略ミスなだけなので、しょうがないと思う。
ただプロジェクトの評価があまりにも下に見られすぎていて、ある程度適当にやっていてもいいレベルなのがなーって感じ。
アルハラで揉めた
もう俺は年に一度揉めないと気が済まないのかというかそういう星のもとに生まれているのかっていう感じ。こういうことが2年続けたというのも、この会社潮時かなっていう感じではある。
自分と「アイカツ!」というコンテンツについて改めて感じたこと - すのふら
プライベート
「アイカツ!」好きの知り合いを増やす→どうやったら増えるの?
どうやったら増えるのか分からない問題。どこかにコミュニティがあるんだろうからそこに入ってく必要があるなあって思うけど、それってどこってレベル。
体力をつける→途中でやめてしまった
秋まで週に一度プールに行っていたんだけど、北海道胆振東部地震でタイミングを逸してしまってそのまま行かずじまいだったので、来年は一年通してプールいけるようにしたい。「アイカツ!」系の分析をもっとやる→継続してできた
去年と同じ本数だった。今まではデータを収集して可視化までだったけど、機械学習を使って来年はもっとレベルの高いことをやりたいなあ。
またチームビルディングをアイカツで例えていくこともデマンドあるのかな?やっていきたい。
2月
アイカツスターズ!の歌は何を語っているのか37曲から分析する - すのふら
AIKATSU GENERATIONで誰が一番登場するのか - すのふら
→これ、分析か?
4月
『ラジカツスターズ!』全102回とコーナー全364問から見えてくるもの - すのふら
6月
アイカツ!シリーズのCD売上から見えてくるもの - すのふら
8月
声優歴何年目からアイカツ!声優になれるのか - すのふら
12月
全148曲からディープラーニングでアイカツ!っぽい曲を探す - すのふら
ブログへのアウトプット→できた
これはちゃんとできたかなという感じ。最低週1本でやっていこうと思っていて、仕事で忙しくなると低下するけど大体月4本書けた。
来年も引き続きのペースで頑張っていきたい。
ブログのアウトプット系だと、advent calenderは今年は3本やった。
全148曲からディープラーニングでアイカツ!っぽい曲を探す - すのふら
森井夏穂のセリフ450行を分析して彼女を知りたい - すのふら
「アイカツ!」関連のイベントに参加できた
参加したのは「アイカツ!ミュージックフェスタ in アイカツ武道館」の2018/02/27と28の2daysだけ。2日目はアリーナ席でイベントをすごく感じられた。
キミとつなぐ光のライン――感想「アイカツ!ミュージックフェスタ in アイカツ武道館」 - すのふら
1日目物販並んでいるときに子供が入院したという電話がきて焦ったし、帰宅日北海道猛吹雪で飛行機が運休して帰れるか問題もあってなかなかスリリングな3日間だった。
北海道胆振東部地震を経験した
東日本大震災のとき東京で働いていたので経験はあったが、そのころと自身のステータスも違うし、住んでいる場所が被災地よりだったので全然感じ方は違っていたなと。あのときちょうど台風で電車が終日運休になって、明日は出勤できるかなーと思いながら上花楓裏がツイッチでやっている「ふうりっち」を途中でやめて*1寝た夜に発生したことを強く憶えている。
友達とツイッターで生存報告しあったのち、電気が供給されなくなって停電状態でほぼ1日生活することになった。
色々なところに並ぶ長蛇の列をみて、すごいことになったなあみたいな他人事みたいな感想をしてた。
それよりもネットに漂うソース元もさっぱり分からないデマで、家族含め踊らされていたのが多かった。
特に「断水する計画がある」というものと「さらに大きな揺れが来る」というもので不安を煽ってくるものが多かった。
セキュリティのアレで必ず一時リソースを見るようにという話が生きて、市のホームページを見て確認、冷静でいられたのはよかった。
それよりも子供が自身でストレスがかかりすぎて、身体中に蕁麻疹ができてしまったことのほうがインパクトが大きかった。
小さな揺れでもかなり怖がっていたし、子供にとっては未知の状況だっただろうし不安だったんだろうと思う。
昨日地震があったが、今のところは大丈夫なので来年は平和になってほしい。
そんな感じ。
来年また頑張る。
*1:このときはオールナイトだった
チームビルディングアンチパターンの末路
今の自分の担当しているテストリードが一端一区切りついたというのと、秋から始まって数ヶ月本当にいろいろあったので、反省点を書いておく。
結論から言うと、ひとり、日々のスケジュールのタイトさと自分の中でのギャップが大きくなって休職してしまった。
アサインしたときから自分に合ってなかったらしく、その色々の鬱憤の積み重ねの上で最終的に俺が引き金を引いただけということではあるんだけど、やはり俺がそうしてしまったという呵責はある。
状況としては秋からつい最近まで結合テストのテストリードとして下に最大5人くらいつけて、スケジュールの策定から日々の進捗管理(と一部作業者)をやっていた。
今回のチームは半数以上がプロジェクト新規アサイン者しかいない布陣で、さらに新入社員もいた。さらに言うと外国人であった。
正直今回のテストは新人のスキルを見誤ってスケジュール立てしていたり、並行して別チームの本番リリースで人が割かれたりした。
プロジェクト経験者がほとんどおらず、人間的リソースやスキルセット的にかなりきつかったことを憶えている。
(誰も理解する気がなく)俺含め2、3人しか知らない機能があって、そこを突破するのに休日出勤したり多分、ちゃんと残業つけていたならば残業50時間オーバーだったように思える。
なぜ俺はここまでしてプロジェクト成功に尽力せねばならんのだと思ったり、クリティカルパスの作業をしながらリードとしての作業をして、毎日終電だったこともあり心のゆとりもなかった気がする。
それで休職者を出したことに言い訳する気はないので、ちゃんと次こういうことがないように考えていかなければならないと思う。
心理的安全性を欠いたチームビルディング
今思い返してみると、色々なものを怠惰でスルーしてスルーした結果だった。そして多分、俺は自身に何を求められていたのかという点について認識間違いをしていたんだと思う。
www.slideshare.net
俺はここに書かれていたことのアンチパターンをこなして自身でも気づかなかった。
周りは気づいていたのかわからないが、指摘がなかったしこれが正解だと思っていた。
リードとして1on1をやらなかった
単純に怠慢。前回と今回で大きく違っていたのは、下の子が俺のメンターではなかったという点だと思う。
メンターでない場合、俺ではなくメンティーがコントロールすべきなので、俺は特に何もしなくてよいのだそういう考えて進んでいた。
休職した子のメンティーは、あまり下の子の成長には興味がないというのを知っていた。嫌々やってる感すらあって、あまりアクションとっている感じも見受けられなかった。
メンティーだから下の子を理解しなくていいよねってそんな話にはならない。
指摘事項も口頭でいうことが多かったし、そういうのを嫌う人もいるのは理解しているので最初にどういう風に指摘していけばいいのかとかそういうことを認識合わせることが必要だと思った。
少なからず彼らにとっては、俺が何者なのか知らないのに、いつもイラついていて急に指摘事項言ってくるイヤなおっさんであったと思う。
イヤなおっさんの指摘なんて正しくても絶対に聞きたくないし、イヤなおっさんと話したくないのは俺だってそう。
だから、「指摘してくるイヤなおっさんであるが、しょうがねえから付き合ってやるか」という立ち位置でいることが必要なんだなって思った(舐められない程度に)
他人を知る意味でも俺を知ってもらう意味でも、1on1は開始時に必ず取り組むべき。
いつもイラついていた
自分に余裕がなかった。毎日クリティカルパスの作業をしながらリードとしての作業をして、障害が発生したときにはクリティカルパスの検討もして1日なんてあっという間だった。
そして、自分以外の人が定時後にすぐ帰って俺だけひとり終電まで作業してという状況、周りは空いた時間で資格を取ったりしているのに俺はプロジェクトに縛られて何がしたいんだと思っていた。
そういう積み重ね。
また外国人ということもあって、言語的な障害もあった。
日本語の言い回しではうまく伝達することができていなかったように思えたので、英単語を意識して使いつつ説明していた。
そういう普段しない気遣い。
内的外的余裕のなさ、元来の気が短い性格からいつもイライラしていたんだと思う。
この話は自分の中に決着しなければならないことが多分に含まれている。
働きすぎているというのが要素のひとつとしてあると思うので、もっと荷物を他人に渡せるような気持ちを持たなければならないのではないかと思う。
ざくっとでもいいから、これやってほしいみたいな。ちゃんと手順作って道筋照らさなきゃ、それをする余裕がないので俺がやるみたいなマインドでいるのが悪循環を生んでいるのかもしれない。
自分の荷物はいつでもどんなレベルでもいいから引き渡せるようにする。そういう気持ちでいること。
単純に余裕がありそうな風を装うことを意識したほうがいい。
俺は誰も信じられなかった
新規アサイン者のスキルセット的にも、- プロジェクト概要もほとんどわからない
- そもそもテストというものを知らない
- 当事者感が薄く*1
ものすごい不安を抱えて俺がなんとかしなければならないという気持ちでいたように思える。
その信じられないという点で、俺はその人たちのレビューでそもそもなんでこれやっているのか質問したり、諦めて自分でやってたり、しゃしゃり出すぎていたのではないかと思う。
それが俺の負荷を増やしていたり、いいことが一つもなかったのでもっと信頼してお任せすることが必要なんだなって感じた
正直なところだけ
立場上絶対に言うべきではない言葉で飲み込んできたので、少しだけ飲み込んできたことを書いておく。テストを実施するのに過去の同様のコンディションは分からないので、まず俺が一回全部やってひとつひとつ説明してくれないと分からないという、レビュー者に依存しきった甘え。
自分が実施していることが何なのかわからない、あとどれだけかかるのか自分の荷物の整理もできない、急にできないと言ってくる当事者感の欠如。
正直こんな奴らふざけてるとしか言えない。
俺がプロシュート兄貴だったらってホント思うわ。
*1:当日にできないですと言ってくる、作業者気分でやってくる
「アイカツ!」のクリスマス伝統行事は遂行されているのか
「アイカツ!」といえば斧!そう思いません?
どれだけ斧要素あるのかってS.H.Figuartsの星宮いちごにももちろん斧が付属される。
S.H.Figuartsの大空あかりにも斧が付属。
それほど、斧と『アイカツ!』は切っても切り離せないものだったりする。
こんなに斧が似合うアイドルは他にいないで……
そんな斧も初回登場はクリスマス回だったということもあるので、今までクリスマス回に斧はどのくらい出てきたのか年別で確認してみる。
集計条件
- 調査対象はアニメとゲーム「アイカツ!フォトonステージ!!」の2つ
- クリスマスをテーマにしている回、イベントが対象
- クリスマスイベントで斧を持っているものを対象とする
斧使用者一覧
これを見る限り、2017年以降クリスマスに斧を持っていないということになる。
白銀リリィ先輩は曰く
また『アイカツスターズ!』では毎年クリスマスツリーを伐採しているが、伐採する道具が斧以外。
クリスマス回で使用される曲
歌については同じ曲が使われて、2年目になると人数が増える傾向があるよう。
次にそれぞれどういう話だったかを見ていく。
『アイカツ!』2012年
12話「WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS」
記念すべき斧デビュー回。
この回は星宮いちごのクラスメイト(中山ユナ)が親と毎年一緒に見ていた大きなクリスマスツリーを用意しよう!
とここまではまあいいんだが、それを実際に斧で伐採してツリーにしようという、12話にして何言ってるか分からんねえ回。
『アイカツ!』でググると必ず出てくる画像もこの回。
このときはまだ斧の使い方もおぼつかない。それが普通なんだが。
ちなみにこの回はテレビで放送されていて
井津藻Pもここからの付き合い。手伝ってやれよ。
ツリーに乗って斜面滑走までする、フィジカル最強の『アイカツ!』ならではの回
これで死なないことが奇跡よ
この状況でよく撮影できるな……。
まさかこの回の斧要素が伝説として続くとは誰が思っただろうか。
あとこの回は大空あかりがアイドルになるきっかけになる、重要回であったりとそういう点からも『アイカツ!』といえばこの回だったりする。
このときの曲は「We wish you a merry Christmas AIKATSU Ver.」
2013年
『アイカツ!』62話「アイドルはサンタクロース!」
この回はライバル校であるドリームアカデミーと合同でクリスマスパーティをやろうという回。
ちゃんとマイ斧持ってきてます!
伐採する可能性とは……。
やっぱり使います。
2012年のクリスマス回に比べると薪割りなのでやや地味。
というかアイドルが薪割ってるのも普通じゃないって言えば普通じゃない。
その絵の地味さは巨大クリスマスケーキに星宮いちご(生身)が突き刺さることで見事にカバー!
やっぱりすげえよいちごは
ちなみにこの星宮いちご搭載ケーキ、マジで発売。
このときの曲は「We wish you a merry Christmas AIKATSU Ver.」
2014年
『アイカツ!』114話「ハッピーツリークリスマス☆」
ここから主人公が星宮いちごから大空あかりへ。この回は単純にクリスマスパーティしようという内容なんだけど、下の世代は12話のトンデモクリスマスを見てる世代なので
こんなこと平気で言ってのける。
星宮いちごを崇拝するあかりは当然
このときの曲は「はろー! Winter Love♪」
2015年
『アイカツ!』165話「ルミナス☆クリスマス」
『アイカツ!』最後のクリスマス回。ルミナスの全国ツアーラストがクリスマスイブなので、ホワイトクリスマスにしたいが晴れてるといわれたときの
さすがいちごパイセン言うことが斜め上
そんな無理難題に対して全国のアイカツおじさんが立ち上がる
さすがやで……
しかしなんで荷台が透明なんですかね
このときの曲は「はろー! Winter Love♪」
なぜかいちご・美月のレジェンドコンビと同列にされている紅林珠璃。このあたりから強キャラとして描かれて印象が強かったりする。
しかしこの回は
まさかの斧なし
『アイカツ!フォトonステージ!!』壁紙
アニメで斧要素がない代わりにスマホゲーではそれを補填するかのごとく斧要素をぶちこんでくる。
クリスマスの壁紙を斧にしてくる女児アニメは『アイカツ!』だけ!
2016年
『アイカツスターズ!』37話 「トキメキ!クリスマス」
『アイカツスターズ!』初のクリスマス回。シリーズ恒例のクリスマスツリーの伐採。これぞアイカツ!
だが斧が折れてしまう。
下手したら死ぬやつ。
どういう伝統なんだ……
斧を持った白銀リリィ先輩が登場して
これが普通なんだろうけど違和感がすごいw
このときの曲は「We wish you a merry Christmas AIKATSU☆STARS! Ver.」
『アイカツ!フォトonステージ!!』「クリスマス☆スターライト」
クリスマスイベントのオリジナル新曲「クリスマス☆スターライト」でついに歌詞にまで斧要素が。
クリスマスソングで斧が出てくるのは『アイカツ!』だけ!
ちなみにこのイベントでは楽曲をプレイすると斧がもらえます。
交換アイテムだが、斧がもらえるとか正気か。
美月さんまでも斧で木を伐採する時代……。
スターライトクイーンでまだ斧で木を伐採していない北大路さくらさん!
来年お待ちしています!
2017年
『アイカツスターズ!』第87話「ありがとう♪メリクリ!」
きらきら市のクリスマスイベントのプロデュースを任される。当然クリスマスツリーも必要ということで、伐採しにいくんだが
もはや木を伐採するものですらないんですが…
えぇ……。
手刀で木伐採する真昼ちゃんどうかしていると思ったが
もともと超人だったので問題なし!
このときの曲は「We wish you a merry Christmas AIKATSU☆STARS! Ver.」
小春ちゃんが追加されたバージョン。
2018年
『アイカツフレンズ!』第37話「メリーフレンズクリスマス」
ダイヤモンドフレンズカップの組み合わせが決定し、あいねの家でクリスマス回!フレンズ同士でクリスマスプレゼント交換するが。今回はクリスマス恒例の伝統行事なし!
その代わりなのか、アイカツ!の小ネタがちりばめられてファンは爆笑しながら見られた(はず)。
あいねの弟、友希よしつねが欲しがっているプレゼント
お前、これどう考えても
ドレスをジャージにする悪の組織がフレンズ次元にもいるのか!
クリスマスケーキがブッシュドノエル
これが伐採された木の代わりなのかー。
ん?
この人の配置どこかで……。
『アイカツ!』12話「WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS」のやつじゃないですかーッ!
みおへのクリスマスプレゼントを手に入れるために北海道へ
何故か北海道のカラオケ大会の景品なので、北海道のアイドルと一緒にカラオケ大会へ
北海道――
カラオケ大会――
どう考えてもののリサ
『アイカツフレンズ!』ののっちの似ているキャラクターも出ていたし、北海道アイドル愛されてるなー。
斧より重いみおの愛
クリスマスプレゼントが歌詞って、やばい感じに愛が重い……。
このときの曲は「We wish you a merry Christmas BEST FRIENDS! Ver.」
アイカツフレンズ!ミュージックビデオ『We wish you a merry Christmas BEST FRIENDS! Ver.』をお届け♪
ちなみに
【配信】
— 【公式】ドリフェス! (@dfes_official) 2016年12月9日
22時からの第11話「かかげたい想い!!!!!」の最速先行ライブ配信、アニメイトチャンネルはこちらからご視聴どうぞ!https://t.co/3jugd7NzSU
アイドルは体を張ってこそ!? 沢村千弦も張り切ってます!#dfes #アニメドリフェス #最高の先へ pic.twitter.com/QgaRxmIcwh
森井夏穂のセリフ450行を分析して彼女を知りたい
センチメンタルグラフティ Advent Calendar20日目のエントリーです。
上記サイトで、ゲーム「センチメンタルグラフティ」でのヒロイン森井夏穂のセリフから彼女のこの物語での立ち位置について分析しました。
詳細は上記サイトを読んでいただければと思います!
20年経っても俺にとって夏穂は女神なんだなって
全148曲からディープラーニングでアイカツ!っぽい曲を探す
adventar.org
アイカツ!Advent Calendar18日目のエントリーです。
会社のLT大会で発表したネタになります。
今回は「アイカツ!」シリーズの歌詞を使用して以下観点から一番アイカツ!っぽい歌を出そうというのが目的。
- 頻出単語トップ10
- 歌詞の関連度をディープラーニングを用いて分析
ちょいちょいやっているネタですね。
snofra.hatenablog.com
snofra.hatenablog.com
登壇資料
分析内容について
- 「うたまっぷ」にて『アイカツスターズ!』の歌詞を確認
- 「アイカツ!」「アイカツスターズ!」「アイカツフレンズ!」「フォトカツ!」の全曲が対象
- バージョン違い(アイカツ☆ステップ! ~ゆめ・ローラ・あこ・真昼 Ver.~等)は除外
頻出単語ベスト10から見るアイカツ!曲
頻出単語を出す前の仕込み
アイカツ!の歌から単語を取り出そうとしているときにいくつかやることがあって、それが以下3点。まずは形態素解析を使用して、各品詞単位で分割する。
そのあとに上記3点の観点で修正していく。
分かち書きする
上記はSTARTDASH SENSATIONの冒頭の歌詞だけど、まずは分かち書きする。わかち書き(わかちがき)とは、文章において語の区切りに空白を挟んで記述することである。分かち書き・別ち書きとも表記する。
わかち書き - Wikipedia
これをやって品詞単位で分割する。
「I have a pen」のようにして後続でどれが名詞で動詞で形容詞か分かるようにしてあげる。
ストップワードを除去する
【stop word】あまりにたくさん検索にかかりすぎるので、検索精度の向上のためには検索対象から除外せざるを得ない語。助詞や助動詞などの機能語(日本語ならば「は」「の」「です」「ます」など、英語ならば「the」「of」「is」など)は、殆んどの場合これに該当する。
ストップワードとは - はてなキーワード
今回は「する」や「いる」などの単体で使用してもよくわからないが、大量に出てくるワードをピックアップして除去した。
単語の名寄せ作業
一緒に単語の名寄せ、例えば「わたし」や「ワタシ」を「私」に名寄せする作業を行っていく。これをしっかりやればやるほど後々の精度が上がるんだけど、どこまでやるのかっていうのが、業務でもポイントになる点だったりする。
POSデータの分析にしても商品名はかなり表記ゆれる。数千数万商品を全部同じように直すのは無理なので、ある程度方針決めてやる必要がある。
今回は一番泥臭く全単語を出した後に目検で人力で寄せるべきリストを作っていく形にした。
この作業が一番面倒くさい。
頻出単語ベスト10
総単語数は3656で、その中のトップ10はこの単語。
この結果は大体前回分析したときと同じかなー。
snofra.hatenablog.com
この結果から見ても歌詞から見る「アイカツ!」とは
「今日」から「笑顔」で「未来」、「夢」に向かうアニメなんじゃないかと。
「私」から「君」というのも「アイドルとファン」「アイドルとアイドル」と二つの意味があるのかなって。
頻出単語を一番使っている歌はなんだ
というわけで頻出単語を一番使った曲は「ドラマチックガール」でした!
ベスト10は以下。
この結果を見ると圧倒的に「アイカツ!」の曲が多い。
「アイカツフレンズ!」の歌が1曲もランキングに上がらなかったのが印象的。
「signalize」や「ダイヤモンドハッピー」、「SHINING LINE*」のシリーズ初期の曲がランクインされているので、その頃が色濃く出ていたのだと推察される。
ディープラーニングから見るアイカツ!曲
次にword2vecのskip-gramモデルを使用したディープラーニングを用いて、一番「アイカツ!」っぽい曲を出したいと思う。俺の解説よりも100倍分かりやすいサイトがあるので、詳細はそちらを見たもらったほうが良い。
結局何ができるのというのかというのをざっくり書く。
Skip-Gramモデルについて
ある次元数、ここでいうところで6単語を掛け算して、それぞれ「今日×生まれる」「今日×かわる」……を解析して一番それっぽいものを特定していく。
つまりベクトル同士の関連度を設定することになる。
もうちょい絵で表現すると、ある次元数(ここでいうところの「怠惰さ」「イチロー」「プログラマー」「パリ」の3次元)を解析して、怠惰さに一番マッチするのが「プログラマー」となる。
だからこの中では「怠惰さ」≒「プログラマー」となる。
今回は「アイカツ!」という言葉に一番近い言葉を探す
「アイカツ!」の類似度をチェックするのに教師あり学習をしていくので、モデルを作る。
そのうえで、ベクトルの次元数は300とした。
日本語は大体50~300くらいだけど、3600単語くらいなら200以上かなーという感じで調整した。
学習に使用する単語から前後10語くらいを見ているんだけど、それだと文脈まで読んじゃうので微妙だったかも。
最初は前後5語くらいにしていたんだけど、いい結果が出なくて調査を重ねた結果ここに収まった感じ。
学習率は0.015でデフォルトの0.025よりは学習率を落とした。
これも最初デフォルトだったんだけど、いい結果が得られなくて少しずつ落としたという感じ。
モデルを作るうえで思ったのが、地道に微調整するもんなんだなっていうのと、ある程度結果ありきでモデルをつくっていくんだなというところ。
ディープラーニング的に一番のアイカツ!曲はなんだ
Skip-Gramモデルを使った一番のアイカツ!曲は「アイカツ☆ステップ!」でした!
この類似度の高い単語はほぼこの曲で占められていたものになっていた。
これは文脈でとらえすぎたからというのも要因だと思うけど、局長もアイドル感あふれているし、「アイカツ!」っぽさのあるのでこれはいい結果だったかなと思っている。
アイドルが何をするのがアイカツ!なのか
最後にアイドルが何をするのがアイカツ!なのかという点を見ていく。アイドルが「成長」するために「一直線」に「頑張る」ことがアイカツ!なんだなあ