チームビルディングアンチパターンの末路
今の自分の担当しているテストリードが一端一区切りついたというのと、秋から始まって数ヶ月本当にいろいろあったので、反省点を書いておく。
結論から言うと、ひとり、日々のスケジュールのタイトさと自分の中でのギャップが大きくなって休職してしまった。
アサインしたときから自分に合ってなかったらしく、その色々の鬱憤の積み重ねの上で最終的に俺が引き金を引いただけということではあるんだけど、やはり俺がそうしてしまったという呵責はある。
状況としては秋からつい最近まで結合テストのテストリードとして下に最大5人くらいつけて、スケジュールの策定から日々の進捗管理(と一部作業者)をやっていた。
今回のチームは半数以上がプロジェクト新規アサイン者しかいない布陣で、さらに新入社員もいた。さらに言うと外国人であった。
正直今回のテストは新人のスキルを見誤ってスケジュール立てしていたり、並行して別チームの本番リリースで人が割かれたりした。
プロジェクト経験者がほとんどおらず、人間的リソースやスキルセット的にかなりきつかったことを憶えている。
(誰も理解する気がなく)俺含め2、3人しか知らない機能があって、そこを突破するのに休日出勤したり多分、ちゃんと残業つけていたならば残業50時間オーバーだったように思える。
なぜ俺はここまでしてプロジェクト成功に尽力せねばならんのだと思ったり、クリティカルパスの作業をしながらリードとしての作業をして、毎日終電だったこともあり心のゆとりもなかった気がする。
それで休職者を出したことに言い訳する気はないので、ちゃんと次こういうことがないように考えていかなければならないと思う。
心理的安全性を欠いたチームビルディング
今思い返してみると、色々なものを怠惰でスルーしてスルーした結果だった。そして多分、俺は自身に何を求められていたのかという点について認識間違いをしていたんだと思う。
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俺はここに書かれていたことのアンチパターンをこなして自身でも気づかなかった。
周りは気づいていたのかわからないが、指摘がなかったしこれが正解だと思っていた。
リードとして1on1をやらなかった
単純に怠慢。前回と今回で大きく違っていたのは、下の子が俺のメンターではなかったという点だと思う。
メンターでない場合、俺ではなくメンティーがコントロールすべきなので、俺は特に何もしなくてよいのだそういう考えて進んでいた。
休職した子のメンティーは、あまり下の子の成長には興味がないというのを知っていた。嫌々やってる感すらあって、あまりアクションとっている感じも見受けられなかった。
メンティーだから下の子を理解しなくていいよねってそんな話にはならない。
指摘事項も口頭でいうことが多かったし、そういうのを嫌う人もいるのは理解しているので最初にどういう風に指摘していけばいいのかとかそういうことを認識合わせることが必要だと思った。
少なからず彼らにとっては、俺が何者なのか知らないのに、いつもイラついていて急に指摘事項言ってくるイヤなおっさんであったと思う。
イヤなおっさんの指摘なんて正しくても絶対に聞きたくないし、イヤなおっさんと話したくないのは俺だってそう。
だから、「指摘してくるイヤなおっさんであるが、しょうがねえから付き合ってやるか」という立ち位置でいることが必要なんだなって思った(舐められない程度に)
他人を知る意味でも俺を知ってもらう意味でも、1on1は開始時に必ず取り組むべき。
いつもイラついていた
自分に余裕がなかった。毎日クリティカルパスの作業をしながらリードとしての作業をして、障害が発生したときにはクリティカルパスの検討もして1日なんてあっという間だった。
そして、自分以外の人が定時後にすぐ帰って俺だけひとり終電まで作業してという状況、周りは空いた時間で資格を取ったりしているのに俺はプロジェクトに縛られて何がしたいんだと思っていた。
そういう積み重ね。
また外国人ということもあって、言語的な障害もあった。
日本語の言い回しではうまく伝達することができていなかったように思えたので、英単語を意識して使いつつ説明していた。
そういう普段しない気遣い。
内的外的余裕のなさ、元来の気が短い性格からいつもイライラしていたんだと思う。
この話は自分の中に決着しなければならないことが多分に含まれている。
働きすぎているというのが要素のひとつとしてあると思うので、もっと荷物を他人に渡せるような気持ちを持たなければならないのではないかと思う。
ざくっとでもいいから、これやってほしいみたいな。ちゃんと手順作って道筋照らさなきゃ、それをする余裕がないので俺がやるみたいなマインドでいるのが悪循環を生んでいるのかもしれない。
自分の荷物はいつでもどんなレベルでもいいから引き渡せるようにする。そういう気持ちでいること。
単純に余裕がありそうな風を装うことを意識したほうがいい。
俺は誰も信じられなかった
新規アサイン者のスキルセット的にも、- プロジェクト概要もほとんどわからない
- そもそもテストというものを知らない
- 当事者感が薄く*1
ものすごい不安を抱えて俺がなんとかしなければならないという気持ちでいたように思える。
その信じられないという点で、俺はその人たちのレビューでそもそもなんでこれやっているのか質問したり、諦めて自分でやってたり、しゃしゃり出すぎていたのではないかと思う。
それが俺の負荷を増やしていたり、いいことが一つもなかったのでもっと信頼してお任せすることが必要なんだなって感じた
正直なところだけ
立場上絶対に言うべきではない言葉で飲み込んできたので、少しだけ飲み込んできたことを書いておく。テストを実施するのに過去の同様のコンディションは分からないので、まず俺が一回全部やってひとつひとつ説明してくれないと分からないという、レビュー者に依存しきった甘え。
自分が実施していることが何なのかわからない、あとどれだけかかるのか自分の荷物の整理もできない、急にできないと言ってくる当事者感の欠如。
正直こんな奴らふざけてるとしか言えない。
俺がプロシュート兄貴だったらってホント思うわ。
*1:当日にできないですと言ってくる、作業者気分でやってくる