すのふら

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日々の備忘録

次は実写×アニメ!新番組『アイカツプラネット!』の発表で見えてきたもの

アイカツ!シリーズ最新作『アイカツプラネット!』が2020年8月10日のBANDAI × BN Pictures Festival (BBフェス)で発表されました!


【BBフェス】BANDAI × BN Pictures Festival 『アイカツプラネット!』パート

発表された内容と、それらにかかわる数字について書いていきます。


2021年1月より放送開始『アイカツプラネット!』

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

上の画像を見ても分かると思いますが、今度は実写パートとアニメ(3DCG)パートがあるようです。

発表開始時のPVからあれアニメキャラクターではなく、人が出てきた?ってなりましたが、まさかドラマパートがあるとは……。
想像の斜め上の発表で正直驚きました。

発表時の反応もそうでしたが、アニメじゃなくてドラマなの?という動揺や、「アイカツ!」ではない、微妙という雰囲気があるように見えました。
これも予想外すぎる発表だったというのも関係あるのかなと思います。

アニメについての詳細の情報は、今回解禁された時点ではあまり公開されておらず、概ね以下の情報のみとなります。

 本コンテンツの主人公・音羽舞桜は,ある日突然姿を消した陽 明咲の代わりに,憧れの世界「アイカツプラネット!」のトップアイドル・ハナとして活動することになる。ハナになった舞桜は,「スイング」と呼ばれるアイテムに宿る「ドレシア」の力でドレスアップし,ライバル達との熱いパフォーマンスバトルを繰り広げることに……というのが本作のストーリーである。
アイカツ!シリーズ新プロジェクト「アイカツプラネット!」が発表。実写・アニメ・3DCGをミックスした新しい表現に挑戦する意欲作

後述しますが、「「スイング」と呼ばれるアイテム」が今まで言うところのアイカツ!カードになります。
「アイテムに宿る「ドレシア」の力」というのが、アイカツ!シリーズでいうところのコーデですかね?
ドレシアにはタイプがあるらしく、フェアリーやジュエルなどがあるらしいです。

この辺はもう少し詳細な情報がないとよくわからないですね。


スタッフ情報

スタッフ情報については更新サイトにも記載がありますが、木村隆一さんが総監督・監督なのが一番のポイントですね。

www.aikatsu.net

アイカツ!』で監督をやられていたいわばアイカツ!シリーズを創り上げた方のひとりでもあるので、この大きく変わったアイカツ!を創り上げるのに適任という感じになったんでしょうか。

シリーズ構成の千葉美鈴さんは『アイカツスターズ』でアイカツ!シリーズにかかわった方で「妖精アイドル 双葉アリア♪」という(個人的な)神回を作っているので楽しみです。

キャラクターデザインの宮谷里沙さんはアイカツ!シリーズといえばって方ですね。


アイカツ!の大きな変更について思ったこと

ドラマパートがあるという発表で、上でも書いた通り微妙な雰囲気が思いますが、アイカツ!シリーズのコンテンツの存続という観点であれば正直このくらい変わらないとダメというのは正直あります。


アイカツ!シリーズの売上的にもこのまま小さいバージョンアップを繰り返していても、現在のビジネスモデル的にもアイカツ!というコンテンツに勝機がない可能性が高いかなと思っていました。
アイカツフレンズ!ではビジネスモデルをアイドルマスターのような声優を使ったビジネスによせようとしましたが、今回それを止めたというのがはっきり見えた形ですね)


アイカツ!シリーズの売上情報については以下を見ていただければと思います。
snofra.hatenablog.com


また昨今のガールズ戦士シリーズや、演者の方によるユニットGirls2が現在アイカツ!のターゲット層で人気という背景もあると思います。
小中高生向けNHKの番組『沼にはまって聞いてみたでも』特集が組まれているくらいなので、人気度は高いと思います。

news.yahoo.co.jp

www.nhk.or.jp


ガールズ戦士シリーズは、EXILEなどが所属している株式会社LDH JAPANに所属している方が出演していますが、『アイカツプラネット!』では株式会社スターダストプロモーションに所属している方がメインキャラクターを演じるという感じです。

株式会社スターダストプロモーション版、ガールズ戦士シリーズという見方もできるかと思います。

個人的には今までずっとアイカツ!シリーズの傍らにいた株式会社ホリプロとの連携もなくしたのは思い切ったなと思いました。
株式会社ホリプロでは、今までアイドルグループがいなかったということもあってノウハウ不足を問題視されたのかもしれません。

entamega.com



DCD『アイカツプラネット!』は今冬稼働予定

アニメの情報に加え数分ではありましたが、データカードダスアイカツプラネット!』についても発表されました。


データカードダス アイカツプラネット! プロモーションビデオ

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

ぱっと見ても今までの筐体とかなり違いますね。


今回発表されて分かったこととしては、

  • アイカツ!カードから「スイング」と呼ばれる正方形型のアイテムに変更
  • ボタンが廃止され、スクリーンにタッチしてゲームをするように変更

紹介された時点ではゲームをプレイしていないので、具体的にどういう感じに変わったのかは判断できない状態です。

またスイングについても、カードイラスト側のみだったため裏面がどうなっているのかもわかりませんでした。

過去シリーズの互換性についても特別言及はされませんでした。

ただ筐体を見て推測できることとしては、

  • スイングの読み込みは『プリパラ』、『プリチャン』の方式に近くなっている(筐体の中に入れる仕組み)になっているっぽい?
  • 筐体の右端に2次元バーコードの読み取りがありそうに見えるので、過去カードはそこでスキャンする?

こんな感じかなーと思います。

スイングは持っている感じ今までのアイカツカードとは材質が変わっているのかなと思いました。
ペラペラ感があまりないよう見えました。

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引用:アイカツ!シリーズ新プロジェクト「アイカツプラネット!」が発表。実写・アニメ・3DCGをミックスした新しい表現に挑戦する意欲作

上のイメージ図を見る限りは、バインダーに入れて保存するコレクター的な要素に加えて、専用のホルダーに入れて見せるアクセサリーのような要素を含んでいるものと思います。
(グッズ展開としても専用ホルダーや、専用ホルダーに入った限定スイングの発売なども考えられているのかなと思います)

今までもアイカツカードを入れるバインダーも持ち運びやデザイン性を考慮して展開してきているので、デザイン性に特化してくるというのはなんとなくわかりますね。
(きっと各キャラクターイメージのバインダーも出るだろうなー)

現在稼働中のDCD『アイカツオンパレード!』は10月頃に現行の筐体での最終弾が出るのではないかと思います。


今回の発表をめぐる数字

Twitterのツイートツイート情報

まず、Twitterでのツイートについてですが、アイカツ!シリーズ自体の大きなアップデートということもあり、観測を始めて一番ツイートされていました。

発表時の8月10日はツイート数が13,846ツイート、ツイートユーザ数が8,494ユーザでした。
発表翌日の8月11日はツイート数が9,666ツイート、ツイートユーザ数が6,524ユーザでした。

これはツイートに「アイカツ」や「#aikatsu」などがついた状態でのツイート数ですので、ついていないツイートを含めるとそれ以上のツイートがされていると思われます。

アイカツオンパレード!ドリームストーリー』の最終回がツイート数10,011ツイート、ツイートユーザ数が3,141ユーザでしたので、これから比べてもかなりの人が『アイカツプラネット!』の発表を見ていたということが分かります。
アイカツ!シリーズの新情報がないときは大体ツイート数は2,000くらい)

8月10日でひとりの人がツイートしていた数は約1.63で、大体ひとり2回くらいはツイートしている感じですね。
ただ今回は実況系と違う性質のものになるため、明示的にアイカツと書かない人もいると思うので、実際はもう少し新情報についてツイートしていると思います。

具体的なツイートされた文章の傾向ですが、やっぱりというか実写が一番ツイートされていますね。

翌日についても同様ですね。

やっぱりみんな実写になったことについて何らかな感情を持っていることが分かりました。

Youtubeチャンネル「アイカツプラネット!ステーション」の動画再生数

8月13日現在で3つの動画がアップロードされています(8月10日20時にアップロードされたもの)


【BBフェス】BANDAI × BN Pictures Festival 『アイカツプラネット!』パート


データカードダス アイカツプラネット! プロモーションビデオ


【アイカツプラネット!】はじめまして!伊達花彩です!【音羽舞桜/ハナ役】

それぞれの動画の0時時点の再生回数をまとめたものがこの表となります。

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この3つの動画の中で伊達花彩さんの紹介動画が上がっているのが、BBフェスでアイカツ!新シリーズの情報よりもアイドルたちの紹介に終始したという状況にも関連するのかなーと思いました。

アイカツプラネット』自体の進捗状況は窺い知れませんが、各アイドルたちを知ってほしいという気持ちのほうが強いのかもしれません。
私含めて実写×アニメで動揺している状態だったので、アイドル紹介よりもそういう世界観なのかとか、スタッフの方にもご登壇いただいたほうが良かったのかなというのはあったかなと思います。


さいごに

今回の発表は、まだまだ分からないことがたくさんあるなという感想でした。

またドラマパートがあるという要素から、おそらく以前あった歌唱担当全員卒業というもの以上に波紋があるだろうと思っています。
その結果としてアイカツ!シリーズから距離を置いてしまう方も少なくないのかなという感想でした。
そればっかりは仕方ないと思いますし、公式側もそれは覚悟していることだと思います。

個人的にはすごく残念な気がします。
正直あまりにも突拍子もない発表だったので不安がないとは言えません。

ただあまりにも情報が少なすぎるので、今離れるのではなく、もう少し待ってみて「アイカツ!」らしさがあるのかどうかもう少し見定める時間を設けてほしいという気持ちも少なからずあります。

アイカツプラネット!』これからも注視していきたいと思います。