すのふら

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日々の備忘録

アイカツ!という物語に救われた

アイカツ! Advent Calendar 2019」7日目を担当させてもらいます。よろしくお願いします。

adventar.org


以前Twitter上で、「#私はこの作品に救われた」というハッシュタグがあました。

私の職業はシステムエンジニアなのですが、自分のエンジニア人生の中で「アイカツ!」シリーズとの出会いがひとつのターニングポイントだったので、「アイカツ!」シリーズに救われた話をしたいと思います。


私が「アイカツ!」という物語を知ったのは2015年でした。

アニメは『アイカツ!』の主人公が大空あかりに変わった後になります。

見たきっかけとしては、娘の保育園で流行っていてDVDを借りて家族で見始めたということだったと思います。


最初の印象は、エンディングテーマの「カレンダーガール」がノリのいい曲だなというもので、そこから4年もこのコンテンツにはまるとは思っていませんでした。

そして「アイカツ!」シリーズに触れたことで、その4年で私のエンジニアとしての人生も大きく変わりました。


私は今までエンジニアとしての能力もなく、エンジニアとしての自分にプライドを持てなかったり、周りから見放されていたエンジニアだったと思います。

何もない、という表現そのままのエンジニアだったと思います。



そんな時に私は「アイカツ!」という物語に出会いました。

最初は他のアニメ作品と同じで、特段自分の中で特別感もなありませんでした。
家族で見ているアニメのひとつ程度です。


でもそんななかで少しずつ、自分が見えないほどの少しですが、何か変わっていっていたのだと思います。


霧矢あおいがスターライト学園という学校の代表として、星座ドレスという特別なドレスを着たときに自分にそれに見合うパフォーマンスが出せるのかと悩んだとき


大空あかりが自分の才能のなさに押しつぶされそうになっていたとき


氷上スミレが勧められるがままスターライト学園に入り、その中で自分はどういうふうになりたいのかと考えたとき


彼女たちが何か壁にぶつかったとき、彼女たちが悩んでいることを、実は自分も同じく悩んでいたのだということを知りました。

そして、その自身の課題、壁を越えようとしている姿を見て、中学生~高校生くらいの子がこんなにもがむしゃらにやっているのに、なぜ自分はそうではないのか。
予防線を張って安全なところに居続けてしまうのだろうと思いました。



自分が「アイカツ!」という大きなシリーズに対し、自身にとって特別なのではないか?と思うきっかけの話がありました。

それは大空あかりがスターライト学園に入学(転入)してきた回なのですが、その中に「オリジナルスター☆彡」という歌の歌詞についての話がありました。

ちいさくたって
自分だけの光
オリジナルスター 目指してるスター

この「目指してるスター」とは誰のことかというものです。


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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO


これを見て、自分にその「ちいさくたって自分だけの光」はあるんだろうか……と思いました。


もしそれがあるなら、その光を見つけたい。


そう思って4年が経ち、2019年も終わろうとしています。


オリジナルスターを自分が見つけ出せているのか、今の自分ではわかりません。

ただ、当時何もなかった自分が、少しだけ何かをもって、少し遠くまで行くことができました。

立ち止まりそうなときは、「アイカツ!」シリーズのアイドル達が私の道しるべとして導いてくれました。


アイカツ!」から受け取ったバトンを次は私から誰かに渡せるようになりたい、そう思っています。