すのふら

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日々の備忘録

(基本)応用情報処理試験に向けての情報処理入門書籍の紹介

python触るまでずっとSaaSサービスの運用だったり開発をメインでやってきていて、そのサービスは分かるみたいな感じで応用が利かなくなってきた。

地力を上げるためにいろいろ基礎的な本を読んできたので、どんな本を読んできたのかをメモする。

基本情報技術者試験とか応用情報技術者試験を受けたいけど知識ないって人にもヒントになれば。

俺が絵本から始めないと全然理解できないアホなので、基本は絵本とかマンガとかがメインの紹介になるかと。


不足している知識はどこか

そもそも自分の地力がどこまで充足していて、どこが不足しているのかもわかっていない状況だった。

わからないor応用が利かないなーという感覚が曖昧な感じだったので、そこも明確化したかったので、応用情報技術者試験の試験要項とシラバスを利用。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験要綱・シラバス など

利用した理由は、自分が一覧化するよりも適切に必要な知見が網羅されているし指針もでているので楽。


アルゴリズムとプログラミング


アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム

アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム

アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム

python機械学習してるときも探索木の話が出るんだけど、何ぞやみたいな感じになった。

それはデータ探索やデータ構造のアルゴリズムを上手く理解できていない状態で、機械学習に踏み込もうとしてたってのもあるんだけど、ちゃんと理解したい。

また、ソートアルゴリズムの理解力が全然足りていなかったので、最初の一歩として購入。

絵本なので、読了まで30分~1時間程度で読み終えられる。

以下同名アプリの書籍版。

アルゴリズム図鑑
開発元:Moriteru Ishida
無料
posted withアプリーチ


リスト・配列の簡単なデータ構造からヒープや二分探索木の探索の基礎的な動きがすべてイラストで表現されているので、見て感覚的に分かるのが良い。

あくまで入門ということもあり木構造は二分探索木しかなく、AVL木やB+木のような今主流のものがないのが欠点。
ただ全体的なイメージをつかめるっていうだけでもよい書籍化と。

アプリも入れてみたけど、アプリ版は本で静的に書かれれているものが動的になっているので、よく分かりやすい。

課金アンロックなので全部見るのに金がかかるが、まずお試しでアプリ入れてみてよければ書籍買うor課金するを選べるのではないかと。


このサイトのアルゴリズムエントリ

俺がソートや木構造について調べた記事は以下
snofra.hatenablog.com

snofra.hatenablog.com


CPU・OS


マンガでわかるCPU

マンガでわかるCPU

マンガでわかるCPU

そもそもPCで何が行われているんだ?からスタートしたので、CPUについても1から確認。

単純に俺がオーム社の「マンガでわかる」シリーズが好き*1っていうのもあるんだけど、この書籍は分かりやすくて基本情報受けたいんですっていう新人に取り敢えず貸し出してる。

読了まで30分~1時間程度で読み終えられる。


OSの仕組みの絵本~ソフトウェアの動きがわかる9つの扉

OSの仕組みの絵本~ソフトウェアの動きがわかる9つの扉

OSの仕組みの絵本~ソフトウェアの動きがわかる9つの扉

超絵本。
OS系のキーワードベースで説明しているので、全体像が分かるようになるというよりもOSの最初のステップとして読むための書籍。

基本情報や応用情報のOS系の問題でワードが全然わからなければ読んでもいい本。

値段も技術書の割には安めなのもよい。
読了まで30分程度で読み終えられる。


サーバ


イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本

イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本

イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本

オンプレミス・クラウドのハード面から、FTPサーバやメールサーバ、DBサーバ等のサーバの役割単位で結構網羅的に記載されている。

そもそもサーバとはという人がまず読んでみていい本。

ネットワークやサーバ障害、セキュリティについても記載されているのでサーバの一連の流れが大体書いてある。

この本の一番いいのはサーバ運用管理について書いてある点。
サーバの運用大変なので、windows updateひとつするにも大変なんだよっていうことが書いてある。

1時間くらいで読める。


DB・ストレージ


絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク~データベースはこう使っている

絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク~データベースはこう使っている (DB Magazine Selection)

絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク~データベースはこう使っている (DB Magazine Selection)

メモリやストレージ、DB、DBサーバからみたOS、ネットワーク等実践的に書かれている。

今まで書いた絵本に比べると難易度が高く、図もある程度基礎を理解していることが前提になっている。俺も最初読んだとき、全然わからなくて結構読むのがきつかった印象。

読了までざくっと3時間程度で読み終えて、後から振り返られる程度にしておくのが良いかなと。

どこかの理解度が上がるとある程度追えるようになって追えるようとなるほどと思うんだけど、初学者はもうちょっとレベル落とした書籍からスタートしたほうが良いかもしれん。

だとしたらまずは、前の『イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本』や『マンガでわかるデータベース』。

マンガでわかるデータベース

マンガでわかるデータベース


ネットワーク

全然畑違いな分野だったので、結構念入りに勉強した。

単体で出ている書籍以外では「日経ネットワーク」の2018年5月号を読むのもよい。インターネットの歴史が分かる。


TCP/IPの絵本 第2版 ネットワークを学ぶ新しい9つの扉

TCP/IPの絵本 第2版 ネットワークを学ぶ新しい9つの扉

TCP/IPの絵本 第2版 ネットワークを学ぶ新しい9つの扉

OSのものとほぼ同じように、ネットワークの基礎をワードベースで解説している本。

これを読むとネットワークの概要はなんとなくつかめてくる。
ただ、これだけだとネットワーク理解としてはかなり薄く、応用情報技術者試験の午後試験には耐えられないので、まず第一歩として。

読了まで30分程度で読み終えられる。


マスタリングTCP/IP 入門編 第5版

マスタリングTCP/IP 入門編 第5版

マスタリングTCP/IP 入門編 第5版

ネットワーク系の本といえばこれ。
これを読んで理解できればもうネットワークの業務についても、あれ?っておもうことも少ないのではと思う。

ただ、初学者が最初に読むには結構きついので、ネット上の説明図を駆使しつつ、上の絵本を読みつつ少しずつ進めていくのがよい。

1ヶ月くらいかけてじっくり理解しながら読み進めていくのをおすすめする。


このサイトのネットワークエントリ

俺がネットワークについて調べた記事は以下

snofra.hatenablog.com

snofra.hatenablog.com


セキュリティ

セキュリティは結構読んでいるので、別記事にする予定。

*1:マンガでわかる統計学も名著