《スターライト・ロード》の《スターダスト・ドラゴン》の特殊召喚は《サイクロン》で回避できる
前回《スターライト・ロード》から特殊召喚された《スターダスト・ドラゴン》は《奈落の落とし穴》で除外されるんだっけ?って話したときに《スターダスト・ドラゴン》の特殊召喚は《サイクロン》で回避できると書いた。
《スターライト・ロード》に《奈落の落とし穴》は発動できるのか - すのふら
この話、以前調べるまで分からなかったし、もしかして分からない人もいるのかなって思うので改めてメモする。
通常罠
(1):自分フィールドのカードを2枚以上破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にし破壊する。
その後、「スターダスト・ドラゴン」1体をエクストラデッキから特殊召喚できる。
■この話を結論から言うと
《サイクロン》で対象のカードを破壊したため、《スターライト・ロード》は対象のカードの効果を「無効にし破壊する」ことができず、《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚できない。
■この話はルールブックの模擬試験にも掲載
問49
自分が「大嵐」を発動したのにチェーンして相手が「スターライト・ロード」を発動した。さらにチェーンして、その「大嵐」を対象に自分は「サイクロン」を発動した
《ブラック・ホール》か《大嵐》の違いでしかない。
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■何故そうなるのか
以下順番で効果を発動する。- 相手《ブラック・ホール》発動
- 自分《スターライト・ロード》発動
- 相手《サイクロン》発動。対象は《ブラック・ホール》
効果解決は発動したカードの逆順で処理が行われるので
- 《サイクロン》
- 《スターライト・ロード》
- 《ブラック・ホール》
の順となる。
(下記図)
処理①時、《サイクロン》の効果で《ブラック・ホール》を破壊する。
処理②時、《スターライト・ロード》の効果が発動。
《ブラック・ホール》の効果を無効にし破壊しようとするが、破壊は《サイクロン》が行ってしまったため、《スターライト・ロード》は効果の無効しかできない。
このときのポイントが
その効果を無効にし破壊する。
という「無効にし破壊する」という点と、
「その後、」という点。
《スターダスト・ドラゴン》の特殊召喚は効果解決時のため、効果解決時に対象としたカードを「無効にし破壊する」ことができなかった場合、《スターダスト・ドラゴン》は特殊召喚できない。
■「その後」は効果解決時という認識でいいのかも
「その後」と書かれている場合、直前の効果を満たせなければ発動できない。「その後」の前は句点で区切られているので、連続した効果ではないという認識ができれば間違わないのかも。
これはよく使われる《アイス・ハンド》や《ファイヤー・ハンド》も同様。