認識を合わせなきゃやるべきことが分からない
日曜日、嫁が仕事で使用するペープサート*1が全く間に合っておらず、フォローしようと思ったら想像以上にすごい状況だったので対応した内容をメモしておく。
以前もそのペープサートが間に合っておらず手伝ったのだが、仕事場のレビューの結果、ほぼ全直し!
話を聞くと
- 成果物に対してそもそもレビュアーと認識が全く合っていなかった
- というか認識なんてそもそも合わせていない
- 自分でアウトプットがイメージできていない
納期は月曜日。うへえ。
■上ができていないからおきたこと
- 大幅に手戻っている
- 何が必要なのか把握していないので材料の不足、適当にやったところ起因で手戻る
とにかく手戻りまくりで、超効率悪い状態だった。
レビュー前のときに手伝った時よりも2倍くらいサイズが大きくする必要があり、最初からやり直しレベルのリテイク。なぜこんなことに――状態。*2
どんなイメージなのか摺合せを行うと、そもそもどのように舞台を作ったらいいのか自分でも把握しておらずノープランだという。
ノープランなので、当然何がどのくらい必要でどのくらいかかるのかも不明確で、職場で作ってきた舞台のパースの寸法が以上に大きかったり、必須な画用紙の枚数が明らかに不足していたりした。
だが、納期は月曜日で絶対にやりきらなきゃいけない。
ペープサートの当日の練習含めて一人で対処しようと思っていたらしい。21時からそれって絶対無理じゃね?
■まず俺がやったこと
ノープランでそもそも方向性を定まっていないので、手伝う人にイメージが伝えられない。手伝う側はイメージが分からないのでアクションが取れない。
俺「手伝います。何したらいいですか?」
嫁「わかりません」
この状況で互いに苦笑い。でも納品時間は迫っている。
まずは状況の整理をする必要があったので、以下の2点からアクションプランを考える。
- 方向性を決める
- 認識を合わせる
とりあえずこれでどういうイメージを描いていて、そのためにどんなことをしなきゃいけないのかが分かるはず。
方向性を決める
まずはどういうイメージを描いているのかを確認しなくては先に進めない。- どういう指摘があったのか
- どういう感じで当日ペープサートやっていく予定なのか
これでやっと、どうやらレビュー前より舞台を2倍にしなければいけないらしい。
劇中で舞台を表裏をひっくり返すのでそれに耐えうる状態にしなければならないということが分かった。
舞台を2倍にし且つ舞台を裏表にしたときに違和感を感じないように修正する方向性が決まったわけで。
これで俺にどういうイメージで直してほしいのかってことが説明できるようになって、俺はブレイクダウンした質問ができるようになる。
認識を合わせる
そのイメージであるなら、作成される舞台はこうあるべきなのではと、実際に舞台を仮止めしながら認識を合わせる。完全に認識が合ったら、仮止めの状態から実際に作業開始していけばいい。
■嫁さんが怠っていたこと
レビュアーから話をもらった時に、一旦舞台を仮止めしながらサイズについて認識を合わせることを怠っていたということなんだと思う。これやっていないので、全然イメージがあってない上納品ギリギリで全直しとか不毛極まりないことをしなくてはいけなくなった。
また、指摘内容についていわゆる「ハラオチ」していない状況だったので、指摘内容を対応した際のイメージがついていないのにもかかわらず作業して余計手戻ってる。
■まとめ
誰のために認識合わせをやるのかって自分のためにやるのであって、こういうギリギリでのやり直しでヒーヒー言わないための防御策であるんだよなあと。今回書かなかったけど、アラートをあげるのが遅すぎというのも今回の問題のひとつ。
認識合わせについて、以下でもメモしているのでご参照いただければ幸甚です。
*1:紙人形劇のこと。 ペープサート - Wikipedia
*2:さすがに前手伝ったときの俺の工数返してくれと思った。