すのふら

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日々の備忘録

NATゲートウェイについて勉強

AWS 認定ソリューションアーキテクト ? アソシエイトを受けるため、改めてAmazon Web Service(AWS)の勉強をする。

今回もこの本を一読したうえで機能単位で勉強していく。


NATゲートウェイとは

プライベートサブネット上に存在するEC2やRDSは、情報の剽窃や改ざんなどを防止するためにインターネットから接続ができないようになっている。

インターネットから接続ができないということは、外部から接続できないのと同時にプライベートサブネット内部からも接続できない。

ただ、それだとEC2に乗せているパッチ更新などもできなくなって不便になるので内部からはインターネットに接続できるようにさせるためのもの。

https://image.slidesharecdn.com/20190313aws-blackbelt-vpc-190313090341/95/20190313-aws-black-belt-online-seminar-amazon-vpc-basic-81-638.jpg?cb=1552471200*1


単純にインターネット接続以外にも、S3やDynamoDBのようなリージョンサービスを利用するためには、VPCエンドポイントを利用しない場合はインターネットアクセスをするのでそのために外に出られるようにしなければならない。
f:id:snofra:20200301232511p:plain*2

上の図であるように基本的にパブリックサブネット上に立てる。
高可用にするためには複数のアベイラビリティゾーンに設置するのがよい。


NATインスタンス

NATゲートウェイと同様の役割として、NATインスタンスがある。
これは単純にNAT扱いのEC2インスタンスというだけ。

NATゲートウェイとの細かな違いは以下を参考。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/vpc/latest/userguide/vpc-nat-comparison.html

NATインスタンスのメンテナンス自体は自分でやる必要があるので、単一障害点になりやすいので注意する。
(可用性を上げるのであればNATゲートウェイにするという問題がある)

アイカツオンパレード!ライブ ユニパレ!の中止が発表されました

2月入ったあたりからちらほら聞くようになってきたコロナウィルス。
ついに今日、2週間のイベントの自粛要請が発表されて*1アイカツオンパレード!ライブ ユニパレ!』がどうなるか心配でならなかったけどついに中止が正式に発表された。

俺はチケットがご用意されなかった問題で、3月8日金曜日のみの参戦だったがすごい残念。

罹患しないためには人ごみにいないことで、思いっきり人ごみに数時間いることになるライブは中止になるのは仕方ない。
演者の方が罹患してしまうのは、参加している全員が求めていないことだし、安全を考慮したらそうなるよなあとは思うものの、やっぱり行きたかったなー。

個人的には気合入れて髪色も霧矢あおいカラーにしたので、この髪色どうしようかなっていうのは正直ある。

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またみんな元気で集まって盛り上がれたらいいなって


この記事を書いた時点での関係者のコメント

カードゲーム対戦動画を作り始めたので使用機器メモ

去年あたりから修行と称して、隔週で身内と遊戯王の大会(CS)向けのデッキで対戦している。

そもそもこれをやろうと思ったのは、
・俺がもっと遊戯王強くなりたいという気持ちがあった
・私事で土日なかなか時間が取れないが、平日夜なら時間が取れるという状況だった
といいうのがある。

相手は俺よりも少し格上くらいで、始めたばかりのころは全然歯が立たなかったが、最近はマッチ戦で勝利できることもあるのでレベルが上がってきているという感覚が実感できて遊戯王楽しい感がある。

俺の趣味のひとつなので、数ヶ月に1回の対人戦から隔週になったので単純にたくさんやれて嬉しいというのもある。

で、負け試合をもっと分析したいなということもあって、今年から動画を作ってYoutubeにアップロードしている。
身内しか見られないが、1ヶ月程度運用して15本くらい作れているので、まあまあやっているなあという感じ。


どのように動画を作っているのか

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こんな感じ

身内向けだし配信のクオリティはあまり気にしなくてもいいのかなーというのもあって、iPhone8で撮影している。
なんでもできるiPhone楽。

カードゲームなのでフィールド全体が移るような画角が必要で、1マッチ30分~1時間程度かかるし、ゲームの仕組み上相手ターンにカードをプレイする必要があるので、ターンプレイヤーじゃない人がiPhoneを持つのはちょっと現実的じゃない。
(昔、遠方の友達向けに配信していた時はターンプレイヤーじゃない人が持つ運用にしたが、手がつかれて面倒なうえに、画角を気にしているとカードのプレイを忘れたりしてあまり良くなかった)

そんなわけで、机の上に置く三脚を買った。


1ヶ月運用していて感じたところを書く。

使っていてすごく困ったことはない

全く使えなかったみたいなことは全然なくて、普通に使えている。

スマホグリップはiPhone8はキレイにはまるので、それよりも小さいサイズははまると思う。
Proみたいな大きいのスマホははまらないかも。


〇分解して折りたためる
脚は折りたためて、支柱部も曲げることができるので分解することでリュックに入れられるのがよい。
(鉄製なので少し重いが)持ち運びもできるので、デッキと一緒に持ち歩いてる。


スマホグリップが360度回る・支柱が折り曲げられる
対戦時はスマホを横持ちの形でセットしている。
また人によってプレイマットマットの大きさも違うので、支柱を曲げて画角を自由に調整できるのもよい。


〇高さが少し不足している
これはまあ仕方ないかなと思うけど、高さが46.5cmということで真上から俯瞰することはできず、斜めから俯瞰することになる。
そのため、画角撮りに失敗すると墓地が微妙に映っていなかったりするのでその辺の調整が面倒だなって思う。

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こんな感じで墓地が微妙に映っていない。(手前側)


〇テーブルが揺れるとカメラも揺れる
これがちょっと厄介。
支柱部が曲げられるというのは、安定度が不足しているということなので、デッキや手札をテーブルに当てる(紙を整頓するときにトントンするアレ)と揺れる。
俺はいわゆるシャカパチはしないが、これを癖でこれをやってしまうので、そのたびに揺れてしまう。
見ているときに揺れたなってわかる程度。
まあ俺がその癖を止めればいいって話だが。


〇脚が床と接着していない
これも地味に困る。
脚は床に接着する箇所が4点あるが、3点しか接着しないので、カメラ揺れる問題の原因のひとつとなってしまっている。
とりあえず、100均で滑り止めのシートを買って4点接着するようにしている。



使っていて気になったのはこの辺り。

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あとはスマホグリップにiPhoneをセットするとき、支柱部によりも左(右)側にカメラレンズがあるので、三脚を中心に考えると画角がカメラレンズ側に寄ってしまう。

なので、画角調整するときに三脚をカメラレンズがある方向と逆の方向に移動して、カメラレンズが中心にくるように調整が必要。

多分同じような三脚は基本同じような感じだと思う。


iPhoneをカメラとして使用することのいいところ・課題

iPhoneを利用することの一番のいいところは、余計な出費が少ないというところ。
普通にカメラ買うよりも使いやすいし、動画はiCloudからPCに持ってこれるので外部装置を使わなくていい。

画質も音質も悪くない。
(音質は店のBGMを拾いすぎていしまってYoutube上にアップロードする際に著作権侵害の恐れがあるとメッセージが出てしまう程度に拾ってしまう)

ただし、iPhone自体の容量は食うし、充電もかなり消費してしまう。
俺のスマホ固有事象の可能性があるけど、3時間やると充電が10パーセントくらいになる。

また、連続して撮影していると発熱の問題か、充電が20(10)パーセントの時に表示されるダイアログのせいか、録画が止まってしまうことがあった。
だから、マッチ戦でも1回終わるごとに録画を止めている。
(サイドチェンジの時間はどのみち編集で切るし、動画編集するにあたって1マッチよりも1回ずつのほうがやりやすい)


今後もスマホ運用していくと思うけど、三脚は折を見ていいものに変えればいいかなと思う。

Amazon Redshiftで「Serializable isolation violation on table」のエラーが発生した

バッチ処理中にRedshiftでエラーが発生した。

「Serializable isolation violation on table - [数値], transactions forming the cycle are: [数値], [数値](pid:[数値])」

というメッセージ。

原因は単純で1つのテーブルに対し同時に複数の書き込み処理はできないよってエラー。

Amazon Redshift の同時書き込みオペレーションは、直列化可能でなければなりません。すなわち、トランザクションは、同時に実行された場合と同じ結果を出せる 1 つ以上の順序で、直列的に実行可能でなければなりません。詳細は直列化可能分離をご覧ください。
「ERROR: 1023 DETAIL: Serializable isolation violation on table in Redshift」エラーを解決する


Serializable Isolationは直列化可能分離という意味で、開発者ドキュメント上では

Amazon Redshift では、同時書き込みオペレーションはテーブルの書き込みロックと直列化分離を利用して安全にサポートされます。直列化分離では、テーブルに対して実行されるトランザクションは、そのテーブルに対して実行される唯一のトランザクションであるという錯覚が守られます。例えば、T1 と T2 という 2 つの同時実行トランザクションで次の少なくとも 1 つとして同じ結果が生成されます。

・T1 と T2 がこの順序で連続して実行されます。

・T2 と T1 がこの順序で連続して実行されます。

同時トランザクションは互いに認識されません。互いの変更を検出できません。各同時トランザクションにより、トランザクションの始めにデータベースのスナップショットが作成されます。データベーススナップショットは、ほとんどの SELECT ステートメント、COPY、DELETE、INSERT、UPDATE、TRUNCATE などの DML コマンド、次の DDL コマンドの最初の発生時にトランザクション内で作成されます。

・ALTER TABLE (列を追加または削除する)

・CREATE TABLE

DROP TABLE

・TRUNCATE TABLE

同時トランザクションの任意の直列実行でその同時実行と同じ結果が生成された場合、そのようなトランザクションは「直列化可能」とみなされ、安全に実行できます。そのようなトランザクションの直列実行で同じ結果が生成されない場合、直列化可能性を壊すステートメントを実行するトランザクションが中止となり、ロールバックされます。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/redshift/latest/dg/c_serial_isolation.html

な感じなことが書かれている。


確かに同じテーブルに対して、書き込みをする処理が同時に走っていたのでこのエラーに引っかかっていたのかなーと。

チームやタスクを改善してみんなで幸せになろうよ『カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで』を読んだ

定期的に巡回している技術系のサイトが結構この本を推しているのを目にしており、たまたま年末にKindle版が半額だったので読んでみた。

紹介している人たちの傾向から、この本はどちらかというとアジャイルスクラムみたいな開発文化・開発手法に近い書籍だというのは知っていて、俺はその辺の手法はからっきしだったのでそれも含め読んでみたという感じ。

内容としては、今やっている仕事に対して何か変えたいというモチベーションから、

①自分ひとりだけで、タスクの見える化をして改善活動をする。
→本当に改善されているの?
    ↓
②ふたりでやってみて、改善しているかチェック
    ↓
③プロジェクトチームでやる。
→最初はスクラムを習う立場、次に教える立場

と同じようなことをやるんだけど、少しずつ領域が広くなっていく最中でのトラブルとかがストーリ仕立てで示されている。
今までのウォータフォール型ではないということへの懐疑をどう払拭するか、非協力的な人をどう巻き込むか、イテレーションを回している際で詰まった際にどうアプローチするか、みたいな。

アジャイルマニフェストや、『アジャイルサムライ』は読んでいたけど経験がないので、このストーリー仕立ての内容が現実的なのかどうかは判断できなかった。
詳しい人教えてほしいです。

agilemanifesto.org

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−


ただアジャイルという考えでなくても、どのように見える化するのかとか学びは結構あったなという印象。

これは一回実践してから読むともうちょっと違うのかなーと思った。


目次

●第1部 一人から始める
・第1話 会社を出ていく前にやっておくべきこと
・第2話 自分から始める
・第3話 一人で始めるふりかえり
・第4話 一人で始めるタスクの見える化
・第5話 明日を味方につける
・第6話 境目を行き来する
・第7話 二人ならもっと変えられる
・第8話 二人から越境する

●第2部 チームで強くなる
・第9話 一人からチームへ
・第10話 完成の基準をチームで合わせる
・第11話 チームの向かうべき先を見据える
・第12話 僕たちの仕事の流儀
・第13話 お互いの期待を明らかにする
・第14話 問題はありませんという問題
・第15話 チームとプロダクトオーナーの境界
・第16話 チームとリーダーの境界
・第17話 チームと新しいメンバーの境界
・第18話 チームのやり方を変える
・第19話 チームの解散

●第3部 みんなを巻き込む
・第20話 新しいリーダーと、期待マネジメント
・第21話 外からきたメンバーと、計画づくり
・第22話 外部チームと、やり方をむきなおる
・第23話 デザイナーと、共通の目標に向かう
・第24話 視座を変えて、突破するための見方を得る
・第25話 広さと深さで、プロダクトを見立てる
・第26話 チームで共に越える
・第27話 越境する開発


どのように見える化をするか

上手く仕事を行うには、以下の4つを行い状態の見える化を行う。

1.タスクマネジメント
2.タスクボード
3.朝会
4.ふりかえり

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市谷 聡啓; 新井 剛. カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで (株式会社翔泳社)より引用


タスクマネジメント

何か仕事をするときに、いきなり作業を開始するのではなく、その仕事の背景や目的を理解することから取り組みたい。

俺が仕事をしていてよく遭遇するケースは、資料作成をお願いした時に説明した内容とoutputが全然違うという状況だったりする。

このケース、そもそも技術力が不足しているという場合もあるんだけど、それよりも大体その仕事の背景や目的を理解していないからっていうのが多分にあって、話聞くとそうじゃないみたいな話に絶対になる。
そんなこと言ってる俺も大体こんなことばかり言われていたし、言われている。

じゃあどうするのかって、背景を想像するというか、誰に何をしなきゃいけないんだっけ?みたいな感じなんじゃないかと。
そういう時は、俺はこう思っているけど認識あっているか、とoutputイメージ大体こんな感じだけどあってる?って大体の構成だけを書いて認識をそろえて、いくとoutputがずれない。


タスクボード

タスクボードは、計画づくりをした内容を見える化するためのものだ。ボード上で、タスクの状態に対応するステージを用意し、状態を見えるようにする。

やるべきことを正しく管理しないと状態も何も見えない。
まずはタスクを小さく区切るのが必要。書籍上も作業の最小単位と記載しているので極力小さく。

敵も大きいと強大に見えるけど、小さくつぶしていけるのであればそのひとつひとつは大したことがないことが多く、認識齟齬も減る。
半年後の話するよりも明日の話をしたほうが齟齬が起きにくいということか(たとえが微妙)

タスクマネジメントで気にしないといけないポイントは
 〇タスクがどれくらいあるのか
 〇そのタスクのそれぞれのゴールは何か
 〇タスクのゴールにたどり着くために気をつけることは何か
 〇で、今の状況はどうなっているのか

この4つが挙げられるらしい。

全体量、ゴール、ゴールまでに考えなければならないこと、現在の進捗、このうちゴールまでに考えなければならないことは分からないこともあるけど、その他3点は割と出せることが多いし、これを進捗で言えないとダラダラと長い説明をすることになるのでちゃんと考えたい。
これができていないと「で?間に合ってるの間に合ってないの?」って返されて返事に窮することがあるから。


朝会

そのボードの変化を反映するタイミングが朝会だ。さらに、日々の朝会による確認で、計画とのズレを検出し、再計画するきっかけをつくることができる。朝会は毎日決まった時間、場所、リズムで行うことが原則だ。条件を揃えると、何か異変が起きたときに察知しやすいからだ。


ふりかえり

最後はふりかえりだ。仕事のやり方やその結果を棚卸して、次の計画づくりや日々の仕事に活かすことを目的とした活動である。

個人的にふりかえりが興味深かった。
というのも自分自身でもプロジェクトでも実施したことがなかった要素だったから。

なんとなく面倒くさいとか、顧みるの嫌だなーとかそういう気持ちがあったかも。

ふりかえりは、過去を省みて、今やるべきことを決める。タスクマネジメントは、未来を見渡し、やはり今やるべきことを捉え直す。

ふりかえりについて見ていくことにしよう。ふりかえりとは、これまで行ってきたことから「気づき」を得て、学び、これからどう進んでいくかを決める活動のことだ。
たいていの現場はやることがあふれていて忙しい。毎日が忙しすぎると、自分たちの手元、すぐ近くしか見えなくなってしまう。結果、客観的に自分たちのやり方を捉え直す機会が少なくなってしまう。あえて立ち止まるという考えも、必要なことなのだ。ふりかえりは、「立ち止まって考える」ための機会といえる。

俺は自身の作業でふりかえりをしたことがないし、プロジェクトでもふりかえりはやったことがなかった。



どのようにふりかえりを行うのか

KPT(ケプト)と呼ばれる「Keep、Problem、Try」のフレームワークが有名とのこと。

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市谷 聡啓; 新井 剛. カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで (株式会社翔泳社)より引用

まずはKeep。

この「Keep」では続けたいこと、つまりやってみて良かったことを挙げる。良かった(「Good」)から挙げてみたものの、続けていくかどうかは別の判断になることもある。
 このKeepが挙がっていること自体を見るのも重要な観点だ。得てして、立ち上がったばかりのチーム、分の悪いプロジェクトだとKeepが一つもないということがある。
 臆してはいけない。何もないことはない。なぜなら、ふりかえり自体は始められているのだから:)。ふりかえりすらできていなかったら、カイゼンの芽は小さくなってしまう。まずは、ふりかえりができたこと、そしてそれをKeepすることを挙げよう。次に、「Problem」では問題点を挙げるようにする。ただし、問題になる前の兆候や気づきを見逃さないようにするため「モヤモヤしていること」「気にかかっていること」も挙げるようにしよう。

なんでもいいからよかったことを書くところからスタートして、継続しようということだと思う。
以下サイトだとお気持ち表明は書くなって書いてあるけど、どうしてもお気持ち表明になりがちだからそこから、もう一歩具体的なところに落とせればOKなのかな?

kuranuki.sonicgarden.jp


つぎにProblemとTry。

 Problemではできるだけ具体的なことを挙げるようにしたい。断片的な感情(例えば「しんどかった」とかね)を挙げることは、状態の可視化にはつながるのでダメではないが、そのままでは手が打ちにくい。そのメンバーには何が起きているのかを説明してもらうようにしよう。その問題によってどんな不都合や不利益が出ているのかという問いかけをしてみると、より深い洞察が得られるはずだ。
 まずは、KeepとProblemを洗い出すことに専念しよう。それらを踏まえて「Try」、次に試したいことを挙げるようにする。
 状況によってはたくさんのProblemが挙げられて、対応するTryの量も多くなるかもしれない。でも、それらを全部やろうとするのは待ったほうが良い。Tryを全部やろうとして、どれも中途半端になってしまっては、効果的とはいえない。取り組むTryについては、緊急度や重要度を見定めて、順番をつけるようにしよう。次のふりかえりまでの期間と、チームの練度によって、取り組めるTryの量は変わる。5つかもしれないし、3つかもしれない。たった一つでも良い、どこまでやれそうかチームで話し合って決めるようにしたい。
 Problemを残してしまって良いのかだって?いったん置いてみて、本当に問題の度合いが大きいなら、やっぱりProblemとしてまた挙がってくるだろう。そのときには取り組む順番を上げるほうが良い、という判断ができる。

Problemは改善事項ということもあって、日本人的に出しやすい要素かなと思う。
そのため逆にある程度色付けしないとあれもこれもできないので、Tryで優先度付けしていく感じなのか。


どのように自身を成長させるか

重要なことでも手がつけられないと思ったら、今度は先送りせず、スケジュール表にあらかじめ時間を確保してしまいましょう。自ら実行せざるを得ない状況をつくり出してしまうのです。また、同じ領域で同じくらいの緊急・重要度のものが出てきた場合は、簡単に実施できて効果が出やすいほうを優先させます。自らの成長のためにも時間を管理するテクニックを身につけましょう。

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市谷 聡啓; 新井 剛. カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで (株式会社翔泳社)より引用


この歳になって②の要素がとても重要だなというのを肌で感じていて、正直①ってプロジェクトに閉じる要素(相手の会社のお作法に近い・既存のソースのコピペメインの改修作業)が多いので、あまり自分の成長に直結しない。
あんまり意味ないなーというのを強く感じていて②にスライドすべきだとは思うけど一歩が難しい。(その一歩踏み出しましょうというのがこの本で、第1~2章はその話なんだけども)


Start with why(目的から始めよ)

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市谷 聡啓; 新井 剛. カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで (株式会社翔泳社)より引用


この考え方はまず「なぜ」からはじめて「どのように」実現するのか「なにを」やるのかを示す。
何を、whatから始めると必ず最後に「なぜこれやるんだったけ?」と迷子になるので道筋を照らすためになぜやるのかを意識したほうが良い。
なぜが決まらないと、やるタスクの色々な折衷案を提示できなくなってしまうというのも要素のひとつか。


組織の成功循環モデル

mag.executive.itmedia.co.jp


期待マネジメント

さっき説明した「期待」も実はマネジメント対象の一つなのだ。プロジェクトの目的や目標を達成するために必要な「期待」がどうなっているかを捉え、期待をすり合わせるような手を、機を逃さず打っていく。

期待にはふたつある。
内側の期待:チーム内での期待
外側の期待:プロジェクト関係者における期待

①については、単純にチームが俺に何を求めているのかということになる。
②については、お客さんや自分の会社が俺に何を求めているのかということになる。


じゃあその期待をどうすり合わせるのかという観点として
①自分が何が得意なのか
②自分はどうやって貢献するつもりか
③自分が大切に思う価値は何か
④チームメンバーは自分にどんな成果を期待していると思うか

この4つを挙げて話し合うことで相互理解をする。


タックマンモデル

toyokeizai.net

チームは「形成期」、「混乱期」、「統一期」、「機能期」という4段階で定義している。

 ①形成期(Forming):組織としてメンバーが集められ、目標などを模索しながら関係性を築いていく
 ②混乱期(Storming):組織の目標やあり方で、メンバーの考え方の枠組みや感情がぶつかり合う
 ③統一期(Norming):目的や期待が合い、共通の規範や役割分担ができあがり協調が生まれる
 ④機能期(Performing):チームとして成熟して一体感が生まれ、機能し、成果を出していく


CCPM(Critical Chain Project)

jqualia.jp

プロジェクトの遅延への対策として「各タスクのバッファは置かない(つまり何かあった場合は遅延)」がプロジェクト全体としてバッファを持つことで、タスク遅延をプロジェクトバッファから消費するという考え方。

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市谷 聡啓; 新井 剛. カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで (株式会社翔泳社)より引用

顧客の潜在課題に気付く

顧客の目的にフォーカスして問題解決をする。ソリューション等は結局目的にあわせたものを選定するだけ。

アイカツ!シリーズ60名の血液型を調査してみた

アイカツ! Advent Calendar 2019」13日目を担当させてもらいます。

adventar.org

他にアイドル系コンテンツと同じように「アイカツ!」シリーズにもすべてのキャラクターではありませんが細かい設定がされています。

今回はその中の血液型にスポットを当ててみたいと思います。


アイカツ!キャラクター血液型一覧

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Wikipedia等、設定が分かっているキャラクターだけ掲載しています。
アイカツオンパレード!』の主人公姫石らきの血液型情報はこの記事を書いている2019/12/12現在公開されていません。


アイカツ!キャラクターと日本人の血液型傾向

上の「アイカツ!」シリーズのキャラクターの血液型の画像を数字で表すとこのような形になります。

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アイカツ!」シリーズ全体ではO型が多い傾向のようです。

では、日本人の血液型傾向を比較して傾向とマッチしているのかを確認してみます。*1


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これを見る限りA型、B型は平均よりも少なくO型、AB型は平均よりも多いことが分かります。


属性別の血液型傾向

次に属性別で確認してみます。

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ぱっと見た限りかなり特徴的な分布となりました。

これを見る限り、キュートはO型に、クールA型かAB型、セクシーはB型かO型、ポップはB型の傾向が強いようです。

ここでは言及しませんが、血液型別の性格というものがあるというので属性と絡ませている可能性が高いです。

作品別の血液型傾向

最後に作品別の血液型傾向を確認してみます。
まずは単純に人数だけを一覧にしてみます。

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各作品ごとで人数が違うので、パーセンテージに置き換えて上と同じように一覧で見てみます。

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ポップはどの作品も大体同じような比率であることが分かります。

また『アイカツ!』も『アイカツスターズ!』も全体的に同じような割合ですが、『アイカツフレンズ!』はキュートとクールが多めの構成ですね。

これはあなたにしかできないことって伝えたい

SHIROBAKO Advent Calendar」 8日目担当します。かわせです。
今年も参加させていただきました。

adventar.org


今回がいつも頭をよぎる、12話「えくそだす・クリスマス」の台詞について書きたいと思います。


どうしてわしに頼んできたの?誰でもよかった?

私はエンジニアとして(知らぬ間に)中堅みたいな感じになっていて、管理の仕事をして下の子がつくことも多くなりました。

そうなると当然、作業を振らなければならない立場になります。

そのときに常に頭をよぎるのはこの言葉です。

宮森さん、これをわしが描く意味ってなんだろう。
どうしてわしに頼んできたの?誰でもよかった?

切羽詰まっているのはわかった。
けどアニメータも人間だから、この仕事はお前にしかできないって言われたいんだよね。

庵野秀明モチーフのキャラクター、菅野光明の台詞です。

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©「SHIROBAKO」製作委員会

12話は前半の一番の山場で、アニメ『えくそだすっ!』の最終回の原画が残ってしまい宮森あおいが担当している人を探して奔走するという状況です。

この状況での彼女の心境は言ってしまえば「やってくれる人がいれば誰だってよい」という感覚だったと思います。

自称原画マンという人でも良かった可能性すらある状況です。


宮森あおいがこの状況になるのは非常によくわかります。
実業務でも作業が山場になって切羽詰まっていて、増援を頼めない状況はよくあります。

そのときにとりあえず手が空いていている子をいったんおいておこう見たいな感じになります。
だいたい新人の子だったり、工数的にちょっと空きそうだなみたいな戦力というよりは数合わせのような感じになります。

これはチームでやっている上で仕方のないことだとは思います。

チームでやってる上で負荷を分散させるため、仕事を終わらせるための仕方のない犠牲(というのもいい方おかしいですが)かなと上の立場になって感じます。
TBDを埋めてしまいたい……。


私もやられる立場にいた(今でもそういう立場になる)場合があって、そのときになぜ「自分がこれをやらなくてはならないのか」と思うことも多いです。
自分の能力よりあまりにも高い/低いものを求められているのを渡されるのはストレスです。

どうして私に頼んできたの?誰でもよかった?

そういうときに私は菅野さんの台詞を投げかけることがありますが、返答が返ってこない場合もあります。

でもそれって悲しくないですか?


あなたが今しか得られないことがあるんだよということをちゃんと考えて伝えたい

チームで働く以上、割に合わない作業もあるというのは分かるし、飲んでもらわないと困ります。

ですが、作業を振る側はちゃんと明確な理由を考えて伝えてあげなきゃいけないんじゃないか、そう思います。

けどアニメータも人間だから、この仕事はお前にしかできないって言われたいんだよね

何故私でなければならないか、何故あなたでなければならないか。

私が上に立ったときに最初に思ったのがこれでした。

あなたのやる作業は確かにしょうもない(ハードル高め)かもけど、あなたにしかできないし、あなたが今しか得られない情報が多くあるんだよということをちゃんと考えて伝えてあげたい。


あなたがやる意味ってなに

昔私が新人の時、1ヶ月ずっと議事録だけとっていたプロジェクトがありました。

「1ヶ月ずっと議事録って私はエンジニアでコードを書く人じゃなかったんですか?」って強く思いました。
その1ヶ月は暗澹たる気持ちでした。

誰も私に議事録を取る必要性を教えてくれなかったし、何故私がこれをしなくてはいけないのかを教えてくれる人はいませんでした。

ただよくわからない話を聞いて書いてレビューされて、読まない可能性のほうが高い資料を作ってなんになるんだ、意味が分からなかった。
今でも嫌な思い出のひとつとしてあります。

この作業に意味があると自分で気づいたときに、この陰々滅々とした気持を味わうのは私だけでいい。

この経験から私は新人の子に議事録を取らせたときには

「これはホントしょうもない作業だと思う。最初はわけわからない言葉ばかりだと思うし。
だけど議事録を取るとプロジェクト内用語や今のスケジュールの状況がキャッチアップできて、すぐ追いつけるようになれるから、癖付けておくのがおすすめだよ。
最初は全然できなくてもいいから頑張ってやってみて」

そう話すようにしています。

その内容を飲み会で今でも覚えていてくれて、すごく納得したと言ってくれた時に「自分がやる意味」というのはきちんと話す必要があるなって強く感じました。


私の役割

確かに穴埋め的に入れちゃうときもあるけど、できるだけちゃんと伝えたい。

これはあなたにしかできないこと

この気持ちを忘れずにいろよっていうのが、上に立つことが多くなってきた「私にしかできないこと」のひとつなのかなって思います。