すのふら

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日々の備忘録

AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(2018年2月リリース版)の試験メモ

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」の(2018 年 2 月リリース版)(SAA)を受けた!


そして落ちた!

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合格ボーダー72%の51%なので全然足りてなかったっすね……。

言い訳ではないがSAAは旧版に比べて難易度が高くなったと言われている。
問題構成も旧版と異なっている。

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AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト | AWS

現在移行期間中(2018年8月12日くらいまで?)のため、SAAを受けるのであればネットに知見がかなりある旧版を素直に受けておいたほうがいいのかなと思う。

旧版の模擬テストも受けてみたけど、内容が全然違うように思った。旧版だと7割くらいとれていたので、旧版だったら受かってた説まである。

肌感覚ベースだけど、新版と旧版でどう違うのかっていう点をメモしておく。

SAA新旧での違い

まず、新版の模擬試験と本試験を受けてみた感想だと、旧版のような1つの機能について細かく知っておけばOKという問題はほぼないと言っていい。

新版の問題(というか問題文)は要件であり、ネットワーク構成を文字で記載される。
また、回答は要件を満たす機能や、その要件を採用した場合の影響を選択していくことになる。

ということもあり、AWSの試験で調べたときによく出てくる以下のようなサイトをとりあえずやっておけば的な考えは捨てたほうが良い。
ひとつの参考情報として腕試すのは全然やっていいと思う。

aws.koiwaclub.com


SAA新版のよく出てきた印象のある問題

新版の問題で多いなと思ったのが、以下6つ。

  1. Amazon VPC(というかNATゲートウェイとNATインスタンス
  2. Amazon SQS
  3. 各ストレージサービスの違い
  4. 各データベースサービスの違い
  5. Amazon EBSの各ボリュームタイプの違い
  6. Amazon EC2の各インスタンスファミリーの違い


Amazon VPC(というかNATゲートウェイとNATインスタンス

上にも書いた通り、問題文はネットワーク構成を文字で表現されるので、構成図を想像できないと何の話しているのかさっぱりだと思う。

VPCを使用しているセキュアな構成図は、想像できるようにしておいたほうがいい。

クロスアカウントの接続もあって、direct connectでいいよな?みたいな不安が残る回答もあったので、マイナーなところもきっちり抑えておくことが重要。

qiita.com

qiita.com

qiita.com


Amazon SQS

アプリケーションからDBに対してデータ送るけど、リクエスト数の課題があるみたいな問題が出されていたような気がするので、SQSはしっかり押さえたほうがいい。

正直これもSQSじゃね?みたいに思ってたところが間違っている可能性があるので、似たようなサービス(SNS)との違い等もしっかり押さえたほうがいい。*1


各ストレージサービスの違い

問題にどのストレージがいいのかみたいな問題が多かったので、それぞれの特徴(できることできないこと)はメモしておいたほうがいい。

回答にデータベース機能もあったんだがストレージ=データベースではないよな?さすがに


各データベースサービスの違い

ストレージと同じ。
サイズを自動で変更できるものは?とかKeyValue構成のものは?とかあったので、違いを一覧化していけばよいかなと。


Amazon EBSの各ボリュームタイプの違い

どちらかというと旧版よりの問題。汎用とIOPSの違いを訊かれる。というかほぼそのまんまな問題だった気がする。ボーナス問題。


Amazon EC2の各インスタンスファミリーの違い

EBSと同じ。これも比較的ボーナス問題。


その他

模擬試験を受けたときは、VPCのネットワーク構成よりもサーバーレスアーキテクチャ(というかLambda)について問われる問題が多く、新版はサーバレスアーキテクチャ重視になったのかなーと思ったら全然違った。

本試験はたまたまネットワークな問題が多かっただけなのかもしれない。
サーバーレスアーキテクチャな構成も確認したほうがいいと思う。


テスト勉強について

試験落ちているヤツのテスト勉強について聞いてもしょうがないと思うけど書いておく。

テスト勉強は以下3点を重点的に実施した。

  1. AWS Black Beltセミナー資料を読む
  2. 各機能のAWS ドキュメントを読む
  3. 書籍を読む

今考えるとこれにプラスして実機を触るっていうところはやっておいたほうがよかったなーって思う。
ただ、ネットワーク構成ちゃんとつくるの結構ハードル高いと思うのでそこは資料読むなりするしかないよなーと。

aws.amazon.com

AWS ドキュメント | AWS


書籍は以下3冊。
まずは「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版」を読んだほうがいいのかなと思う。

合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト -アソシエイト

合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

実際、この書籍だけでは合格対策にはならない。この本は機能単位での説明であって、ネットワーク構成は語っていない書籍のため。
メジャー機能で知らないものがあれば、目を通しておけばふわっとした全体像がつかめるかなというレベル。


Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

「合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト -アソシエイト」よりもまずはこの本を読んでいくことをお薦めする。

改訂版でNATゲートウェイを使用しているので、そこを踏まえて何をやっているのかを一緒に組みながら見ていくのが良いかもしれない。


Amazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイド 改訂版

Amazon Web Services クラウドデザインパターン設計ガイド 改訂版

Amazon Web Services クラウドデザインパターン設計ガイド 改訂版

クラウドパターンとして各パターンごとのネットワーク構成が記載されているが、SAAを突破するという目標のみであればスコープ外なネットワーク構成が多いので、特筆して読む必要はない書籍かなと。

*1:さすがにSNSとの違いはわかった