すのふら

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日々の備忘録

説明って難しい

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認識が何であわないんだということに派生する話として、そもそもちゃんと説明してるの? という問題がある。
他の人はちゃんと認識あってるなあと思って聞いているとどうやら説明がちゃんとしているよう。

俺は説明も苦手なので、今までの経験とか思ったことをメモしておく。


■どうやって説明する?

仕事していて突然進捗状況を報告しないといけないときや、意味不明なバグが発生して分析するの難しかったりする場合に説明しなきゃいけないんだが、そういうときは大体ポルナレフ状態になってる。

そういうとき1から順番に説明しようとしがちなんだが、そういう場合、質問者が聞きたいことに対してちゃんと返答できていない可能性がある。
それに加え、質問者がボトムアップ的に訊いてくれたらそれだけその人の時間使ってしまっている。

俺の「これどのくらいで終わる?」って質問に対して「今こういうのやっていて~」という発言をした場合、俺からしたらそんな過程の話はどうでもよくて。
俺がこれを訊いている真意って、完了時間聞いて終わらなそうだったり、明らかに多く工数積んでいたら理由聞いてリスケなり、増員するなり、手助けするよってことなわけで。トップダウン的に話がしたいんだと思う。


■そもそも誰に説明するのか

1から説明するのが悪だということではなく、そういうことが必要な局面もあるわけで。ただ1から説明する必要がある人と、する必要ない人がいるということ。
説明するときはその人の立場やスキルを考慮しなければいけない。

進捗聞いてくる人だった場合、質問者はその上の誰かに報告する場合があるということを考えなければいけない。スケジュールを考え直している場合もある。
その上に必要なのはあくまで進捗であって、自分がどういう作業しているのかではない。

対お客さんの場合、システムの細かいことを説明する必要って全くもってないし、結局のところ「大丈夫」か「大丈夫じゃないのか」ってことを訊きたいんだと思う。

どういう理屈でそうなるのかみたいな詳細な説明は勿論できておいたほうがいいけど、あくまで進捗や安心材料の補足なんじゃないかなあ。


■どのタイミングで説明するのか

突然に訊かれたときではなく、何か分からないときにどこまで調べて説明するのかというのも悩みどころだと思う。
白旗揚げて分かりませーんも、みっともないけどそういう時もある。
白旗揚げるにしても具体的にどこまで確認してきたのかはやっておくべきだと思う。それが例え的を射ていなくても。

多分質問して説明しなきゃ解決できないという判断って、リスト化できたりするんじゃないのか。SEだからある程度カテゴライズできるのかもしれないけど。
何か詰まっちゃったときに、リソースの断面がずれていないかとか、テストデータおかしくないかとか原因一覧つくってそれ全部埋めても分からなければ質問してもいいんじゃないかなと。

リスト化できていると、説明するときにここまで確認できてますと言えるので質問されている人も分かりやすいし、的外れなアドバイスする可能性も減るんじゃないかな。


■専門用語ちゃんと使えてる?

俺ホント専門用語知らないので、言われていることイミフwwwだったりするんだが、やっぱ一言で済むことは一言で済ませたい。
当然それは誰に説明するのかってことは考慮しなきゃいけない。

遊戯王プレイヤーに、モンスターとチューナーの星の数を合わせる召喚なんて言うよりも、シンクロ召喚のほうが確実に分かりやすい。
俺が長々とシンクロ召喚について説明している中で認識に齟齬が発生すると、途端に通じなくなってお互いのクエスチョンマークの解決に時間がかかってしまう。


■まとめ

何かを説明するときは基本的にトップダウンで答えたほうが、互いの時間を浪費せずに済む。
そのためには質問者はなぜそれを訊いているのかを考えるようにして、適切な回答ってなんなのかって意識するのようにしたほうがいいと思う。

何か質問するときは具体的にしたほうがいい。そのために俺は必ず質問する前にキーワードでもメモってから質問するようにしている。
じゃないと説明中になんだったけ? みたいになって自身が混乱して出直す羽目になってしまうから。
あと最悪そのメモ見せちゃえばいいので。

それが分かっていても突然訊かれるとポルナレフ状態になるのは治らねえ……。